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ハワイと車椅子 [旅行メモ]

ハワイで、すごいなと思ったのは、お年寄りや車イスの人が自力でバスに乗れるシステムがあること。

たとえば歩行が困難気味のお年寄りが運転手に、一言降ろしてっていえば、運転手は、運転席にいたままの動作でバスの前側昇降口だけ車高を降ろすことが出来るのだ。

 

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はじめてのハワイ。 [旅行メモ]

 ★画像 317.jpg

一言で言うと、グレート。

特に自然が。

強くて逞しい生命力と、ゆったりとやさしい包容力を感じさせる。 それはそのまま、ハワイの人々にも通じる魅力なのだろうなと思った。

さすが曙を産んだ国。

ロコの体の逞しさは、普通のそこらのお兄さんでも、肩幅とウエストの差が半端なく、サイヤ人とかそういう感じで冗談みたいだ。

そしてディズニーランドの実写版てっな感じに嘘みたいにピースフルなワイキキ。

地上の楽園とはこのことを言うのだと思った。 ここでは、体中の緊張がときほどかれてゆく。

ロミロミを楽しみにしていたけど、 ここの 雰囲気に身をゆだねて、海に入って身を委ねたり泳いだりするほうが、体の凝りがほぐれる感じ。

それを一番に楽しむべきであって、時間に急かされた いわゆる観光を優先すべきではない。

それを一番に感じたのだけど、当所たてた計画を実行しようという気持ちや、せっかく来たのだから十全に堪能したいという気持ちも働くわけで、結局はまあよい案配だったのかもしれない。

ただひとついえることは、順番を間違えたということだ。

買い物は嫌いじゃないし、アメリカ製品は日本で買うのの半額近くにやっぱりなる。

でも、やっぱり海が何よりも好きな私は、こんなに美しい海を目の前にして、それをほっておいて他に何もできないのに、最初に買い物を済ませてしまおうとしたことで、なんだか消化不良な初日を過ごすことになった。

とにかく海を堪能しまくって、食傷気味になったら気分転換に買い物、とか、食べ物、とかドライブとかだったんだな、と反省。

よって四日間なんて、海を堪能して、ワイキキのピースフルなリゾート感に浸ってリラックスするだけで、結構いっぱいいっぱいなもんなのではないかしらと思った。 ワイキキのスゴイところは間違いなくそこにあるわけだし。

ということで途中から優先順位を切り替えた。

何よりも海だ、と。

そうして、時間を気にせず心行くまで海を堪能し始めたら、ワイキキビーチに海亀を発見した。

一度じゃない。 二度も、三度も。

★画像 377.jpg 

海辺のカフェで海を見つめていると、波間に亀の形に影が浮かび上がることがあるのだ。

岩を見間違えたのか?とも思ったけど次の瞬間からはそこから影が浮かび上がることはない。

果たしてワイキキビーチに海亀はいるのか?私の見たものは本当に海亀なのだろうか?日本に帰ってから検証しなくてはと思っていた矢先。

誰一人シュノーケルなんかしていないビーチで、恥をかきすててシュノーケルを始める。

たとえ魚がいなくても、海底を見ながら息継ぎせずに海にいられることは、海と一体になったように感じられて幸せなことだから。

でももちろん魚はいた。 もったいない!みんなシュノーケルをすればいいのに。

そう思いながら海底を見ながら泳いでいると、ぐっと何者かに腕を捕まれる。 顔を上げると『亀いた、亀!』と日本語。

え?どこ?というと、そのお兄さんは指を指しながら、私をどんどん沖に先導していく。 大丈夫か、着いていって? と思いながらここは信じるしかないと着いていくと、確かにいたのだった! それは、よくあるTV番組の追跡劇のようで、スリリングで楽しかったわ。

そのあともお兄さんはわたしを連れてひとしきり海中を案内してくれた。

どうやらその人はフィンを足につけているようで泳ぐのが早いため、私をどんどん引っ張ったり、後ろから押してくれる。

それはいいのだが問題は、右手は私の胴に、左手は私の胸に当ててくることだ。

これがまた意図的なのが、必ず水着の中に手を入れてくること。

これには参った。

画像 394.jpg 

何回か振り払ったがなかなか懲りない。親切なお兄さんかと思ったが、どうやら痴漢おじさんだったようだ。 

海亀をワイキキビーチで見れることは、調べる必要はなくなったけど、痴漢亀おじさんの情報は、ぜひとも帰ったら調べなくてはならない。

最初日本語だったけど、途中から英語を話はじめてどうやらロコのようだったが。

海の中で痴漢にあうってメジャーなの? それともハワイならでは?? これにはだいぶびっくりです。

私が彼氏と来ていて彼氏がキレたらどうするつもり? 私が一人だと見越しての犯行だとすると、手がこんでるわ。

あとから来る日本人女性のことを思うと、警察呼べばよかったかなと少し後悔も残る。

だが、せっかくの楽しい休日をつたない英語での警察の取り調べやらで時間を食うと思うと、ま、心を広くもってやるかと思うことにした。

一方、ビーチヨガとか体験ダイビングとか日本人向けのアクティビティに参加したので、妙齢の可愛い女子たちと世間話したり、美男美女カップルとご一緒したりするのは新鮮で楽しかったわ。

ハワイに来てる女子や男子はモテ系が多くてね。

私にとって旅先で出逢う日本人といえば、マニアックな場所の安宿とかで出逢う日本人達だったので、タイプが違うなあ~と思った。

もちろんそれぞれに魅力があるのだけどね。

今回の旅は、ラッキーなこと、アンラッキーなこと、いっぱいあったけど、いつもより移動が少なくて体験的なチャレンジが多く、出会いが多かったので、4日間だけど充実してて、こどもの夏休みみたいな一夏の思い出な感じだった。

私個人の体験はともかく、ハワイはグレートだと思う。 また行くだろう。

★画像 320.jpg 


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帰国 [旅行メモ]

ザグレブで友人に会って、あわただしく帰国の途につく。

モスクワで乗換えだが、モスクワで成田行きの搭乗口につくと、
そのあたりでは日本語が響いており、ああ日本に帰りついた、
ここまでくれば大丈夫だ、と感じた。

昨日から風邪を引き始め、体調は最悪、そこらへんの
日本人のツアー客のおばさまたちに、よほどバファリンか
なにかお持ちじゃありませんか?と聞こうかと思ったけど、
海外で変な病原菌を持ち帰ってきたやつと同じ飛行機なんて!
なんて、怖がられてもいやだということに気づいたので、もらわなかった。

ザグレブから成田までの飛行機は、「いつのやつ?」という年代物で、
座席のクッションがやぶれて中の綿が見えていたとしてもおかしくないだろう、
というプラスチック感あふれるやつ。

もちろん小さな飛行機だし、ついに死ぬかな?と思ったけど、
まさかの?案の定?
モスクワに着陸したときに、みんな拍手してたよ!

エアロフロート拍手伝説は聞いてはいたものの、行きの飛行機ではもちろんなかったし、
「マジでやってるよ」とちょっとびっくりした。

だが、モスクワから日本への便は立派で、なんと映画が見れた。
しかも日本語アナウンスもある。

エアロの帰りってこうだっけ?とちょっとびっくり。
行きの便では映画は見れなかったし。

というわけで、帰りはすしづめだったせいもあり、トイレに一度もたたなかったが、
ブラックスワン、バーレスク、ソルトと、新しい映画を3本立てで見ることができて満足!

でも日本語字幕はないので、ぜんぶ英語。
内容はたぶん、半分もわかっていないかもしれないのだった。。。

そうやって帰り着いた成田は、あちこちに日本語が書いてあって、
日本語が通じる場所だった。

でも、8カ国、11都市への移動を繰り返した私。
新しい都市につき、cityへのアクセスを探すのは、もうお決まりになっていた。
成田から東京への道のりを探すときの感覚は、「いつもの」感じだった。

京成で帰れるのはわかっていつつも、楽をしてエアポートバスで帰ろうかな、と
思ったりもして、いくらか聞こうかと思ったとき、英語で聞きそうになった。

結局高かったので、京成で帰ったのだが、電車内で見る日本人たちは、
日本人というより、なぞの東洋人に見えた。

今度の国は、日本語を話す謎の東洋人の国なんだな・・・という感じ。
みんな頭が大きくて髪が黒いのな・・という感じ。

湿度がたかくて暖かいから、呼吸がしやすいのが助かった。

自分の家の扉を空けると、「なかなかいいアパートメントじゃないか」と思った。

自分の家の状態について、記憶が戻ってきたのは、後々のことだ。
徐々に徐々に、「ああ、こうしてこうだったから、こうなってたんだっけね」と
記憶が戻ってくるかんじ。

それまでは、たしかに記憶にはあるのだが、どこか他人の家という感じ。
ちょうど、なんどかお邪魔したことがある兄か姉の家の鍵を受け取って入った感じだ。

今もどこか、家具やモノが全部そろっていて便利なアパルトマンという感じ。

うっかりテレビつけっぱなしで眠り込んでしまったときには、
「なんで日本語が聞こえるんだろう」と思いながら目が覚めた。

昨日も、英語で一生懸命質問している夢を見た。

テレビでたまに外国人がうつって、英語をしゃべっていると、
字幕ではなく、音の響きそれ自体にすごく反応してしまう。

なつかしさをそちらに感じるのだ。

でもこの3週間で、あきらかに前より英語を聞き取れるようになった。

今でもまだまだだけど、最初、成田から立ったときは、海外旅行が久々すぎて&
会話集なども持ってこなかったしもちろん予習もしてこなかったために、
いっさい英語が出てこなかった。

外国人にぶつかっても、「すみません」としか口をついて出てこなかった。

だが、どこの国へ行っても英語が生命線だった。
英語表記すらない国で、英語が書いてあったら、ものすごい喜びを感じた。

ふだんだったら全然わからないし、読む気すらしない博物館での英語の説明文も、
ほかに意味がわかる手がかりすらない言語ばかりのところに囲まれていると、
意味がわかるはずの存在であることだけで、ものすごい喜びの対象だし、
そうであればこそ、意味がぐんぐんわかってくるのだ。

というわけで、とにかく英語が話せなければ話にならないことを実感した今回。
話にもならない・・というか、とにかく、話せないことはとてもハンディキャップで、
話せればどんどん世界が広がると感じた今回。

大嫌いで、ぜんぜん興味がもてない教科だった英語に
とても興味をもち、心のそこからしゃべれるようになりたいと思ったのは、
生きてきて今回が初めてだ。

英語に興味がある今がチャンス!
外国人の友達を作るなりして、英語の勉強をしようと思う。

でないと、今これだけ、英語にたいして無駄に開かれている私の神経がもったいない。

3週間続ければ習慣になるというような本が家にあるが。
まさに、そうなのかもしれないと思った。

3週間はなかなか長い。

学生のときはともかく、社会人になって3週間の外出は初めてだったと思う。

何か決定的なことがあったわけではないが、
実物の部屋で、クローンの私がまた暮らし始めた感じで、
どこか何かが良くも悪くも変わったような気がする。

自分の部屋なのに、自分くささに嫌気がささず、客観的に見られるのはいい。

そういう時にしか見れないもの、変えられないものがあるから。
今がチャンスかもしれないね。

いろいろと。

日常に埋没する前に。
感覚が元に戻って行く前に。


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笑顔 [旅行メモ]

どうしてこの人はこんなに感じ悪いんだろうという人もいれば、 
どうしてこの人はこんなに感じよくできるんだろうという人もいる。 

もちろんなかには営業スマイルの人もいる。 
態度が急変するような人だ。 

たが、そういうんじゃなくていっかいの旅人をただあたたくもてなしてくれているのがわかる人もいて、 
そういうのが嬉しかったりする。 

でも今回ホームシックにかかったら、たとえ 営業スマイルでも日本語であいさつしてくれると嬉しかった。 
いちおう日本人を客と思ってくれてるだけでもね。 

インドとかで日本語で話しかけてくる人は大抵あやしいのでこんな自分にだいぶびっくりだ。

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strange paradise [旅行メモ]

帰れない夏から泣きたい気持ちがあふれる。 
愛しさには運命の音がする。 
フェリーポートにのるとさよならが聴こえる。 
摩天楼に、街路樹に、さよならに。 
愛しさには運命が隠れてる。未来さえも、思い出のなかにある。 


 - - - - - - - 

私の旅のことかと思ったわ。 

もちろん、今まで何百回この曲を聴いたかわからないけど、
そんなふうに聞こえてきたのは、今回が初めてだ。

フェリーポート、摩天楼、街路樹、さよなら、strange、paradise そういったもんがクロアチアの旅には
溢れていてかつ印象的だったものだから。 


出会って別れるの繰り返しのこの旅も、すべてはムダなわけではなくて、
ここで感じた愛しさには私のこれからの運命を決めるなにかがあるかのように 
この歌は言ってくれてるように聞こえた。 

別に何も残らないだろうと思っていたから。
へえ、そうかね、と。

そう勝手に解釈すると、確かに何かを得たような気持ちになった。

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american boy [旅行メモ]

ドブロブニクでは、ソベに泊まった。 
ソベとは、SOBEであって、private room とも言う。 
ようするに民宿、個人宅の部屋貸し。 

安いので、泊まってみたかったし、ホームシックだからますますホテルとかじゃなくて、人のぬくもりに触れたかった。
 
だから、ドブロブニクのバスターミナルにいると大量にいると言われる客引きのおばちゃんたちが居なかったらどうしようかと思っていた。 

早朝だったせいか、スプリットのバスターミナルには一人も居なかったのよね。 
もしかしたら連休でそれなりにハイシーズンだったからかもしれないけど。 

そんなわけで、ドブロブニクにでは、一番いいポジションで一番いせいよく声をかけてきた一番強くて要領の良さそうな 
おばちゃんに捕まるに任せて、少々の値下げ交渉でそこのおうちにお世話になることにした。 

ふたへやあって、ひと部屋にはアメリカンボーイを泊めたという。 

だが、夜になってびっくり。 

まあ絶対50は過ぎているおっさんで、私がシャワーから出てくる度に、自室の扉を開けて待ち構えていて、 
フィニッシュ?と、聞いてくるような変わり者だ。 

そんなに長く使ってないのよ!しかも客は二人しかいないのに! 

今日なんて体にバスタオルを巻き付けて、待っていた。まったく。

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ストレンジャー [旅行メモ]

ストレンジャーザンパラダイス。 
34 歳にして迷子。 
ロストチルドレン。 

そんな気分。 

シーユースーンと前の席の西洋人女性が言った。 
もうすぐ会えるわ。 

実は少し前から彼女がひとりで微笑み始めたのがガラス窓に写って見えたのだ。 

そう、そういうことだったのね。 

とてもその言葉が私には甘く響いた。 
ドブロブニクで落ちあうなんて、素敵ね。 

相手は誰なのだろか。 

陸路の旅は、遠くに来すぎたことを感じさせ、私をホームシックにかからせた。 

言葉も何もかもわからないところで、国籍も、何もかもわからない人々に混じって 
一体何処へ行こうとしてるのか? 

すべては計画通りのことで、あと数日間のバカンスで、あと数日で友達にも会えるというのに、
こんな遠い異国にいることが、まるで狂気の沙汰のような気さえしてくる。

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なんで私クロアチアにいるんだろう? [旅行メモ]

て、ふと思う。 
親切な人に出会って優しくされると、私のなかの依存心がむくむくと頭をもたげて、ひとりで一体どこへ行こうとしてるのかしら、と、よくわからなくなる。 
でも人があったかいから助けられる。 

ヨーロッパはカップルで旅行している人が多いから、余計に少し寂しくなる。 
でも、インドとかと違って物売りが集まってくるような感じじゃないから、日本語で挨拶してくれる人がいると心から笑顔になってしまう。 

ヨーロッパも南のほうになれば、そんなに日本人と変わらない。 
背も低いし、髪の毛の色や膚の色もあまり変わらない。 
だから、確かに差別意識もあまりなくなるのではないかと思う。 

だが、北のほうの真っ白い人々に対して日本人が劣等感を抱いたり、彼らが優越感を抱いたりするのはある意味仕方がないように感じた。 
それくらいあまりに違うのだ、見た目が。でかさが。 
違いをどう評価するかはひとそれぞれの感性によるだろうが 
ウブな状態では違いを意識せずにはいられない、それくらい違うのだ。 

ブロンドヘアがもてはやされる理由もわかった。 
太陽の光にさらされた色素の薄い髪は本当に金色に輝き、本当に美しかった。 
肌は本当にルネサンスの絵画のそれにそっくりな陶器のような肌だった。 
白人と付き合ってみたいと初めて思った。 
白人コンプレックスのなかった私だが、それは身近にいなかったからであろう。 

だが、白人というだけで優越意識をもつような人は実は白人の中では美しいわけではない部類の人間だというのもまたよくわかる。 
白人の中でも自分が美しい自信があれば、他の種類の美しさへの敬意というものも自然と生まれるものなはずだからだ。 

しかしそういうことはすべて関係なく、子どもたちはどこの子も、本当に可愛かった。 
彼らは何処の子も、とても自然に私にわらいかけ、話しかけてくる。 

自分がいかに今、楽しくて上機嫌なのかを、教えてくれる。
言葉は通じないんだけど、むしろ心は通じるのだ。

彼らにとって私はストレンジャーじゃないのだ。 
何処に行っても子どもに目がいく自分に気付き、そろそろ私も子どもがほしいのだと思った。


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思えば遠くに来たもんだ。 [旅行メモ]

思えば遠くへ来たもんだ。さっきからそればかり思う。 

クロアチアに入ってからというもの、アウェイ感が、強い。 

宿もなく何1つ行ってみないとわからないからだろう。

ガイドブックもあるにはあるが、情報はとても少ない。

明るくなってきて、窓の外を見るとそこには明らかに昨日の午後に出たウィーンしかり、今でとは違う異国の景色が広がっていた。 

果てに来た感がある。 
まさに私はストレンジャーだ。 

言葉も理解せず、もちろん土地の文化にも疎い。 

これぞ旅とも言える。 

銀河鉄道で、次はこんな星に停まったみたいだという感覚に近い。

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スロヴェニアの国境でバスに置いていかれる。 [旅行メモ]

死ぬかと思った。 
バスに置いていかれた経験は一度ではないが、こんなクロアチアの国境に放り出されたらたまらない。 

子供のおつかいみたいに何も出来ず、無力な自分。 
右も左もわからないで右往左往とはまさにこのことだ、 
こんなんでいんだろうか?いや、いい訳がない。 

と、この旅で何回思ったことか。 
ガイドブックが、すべての道しるべ、ガイドラインなのに。 
そう、ウィーンは、ガイドブックへの苛立ちもめちゃくちゃあった。 
いい加減にも程がある。 
というか、やっぱり地球の歩き方がないと歩けないんだろう。 

しかしクロアチアは地球の歩き方を持ってきている。
古いし扱ってるページ数は少なくペラペラだが。 
心配はある、もちろん。 

だが、スケジュールの余裕があるため、この旅で初めて心からリラックスできているバスの中である。


taxフリーにはマジで振り回されて疲れたけどね。
そう、EU圏を出るため、フィンランドで買い込んだマリメッコのぶんのtaxフリーのスタンプを、
スロヴェニア、クロアチア間のボーダーで貰わなくてはならなかったのだ。 

そしてスタンプを貰うためにパスポートチェック後に隣の車の列の税関に行っていたら、バスが発車したのだ。 

戻ってきてくれたけど。 

多分隣の席の男の子が、ドライバーに伝えてくれてのだと思う。 
彼は、英語しかわからない私に、「20分休憩」とか訳してくれたりして、だいぶ助かった。
(ユーロラインのバスドライバーは、たいてい英語がしゃべれないため、英語アナウンスなんてもちろんないのだ。)

税関の人々も、バス行っちゃったぞ!とか、パスポート置いていくな!とか、その間で私は右往左往。 
突然徒歩であらわれた私に、「Where is your car?」と、激高する税関のせいで遅くなったのもあるんだけど、
carを「カール」と発音するもんだから、「car」だとはさっぱりわからなくて、困ったものだった。
結局、私がバスからやってきたことを見ていたほかの税関の人の説明でなんとかなったけど。

今思っても泣きそうだ。 
オーストリア、スロヴェニア、と2つも、ボーダーを越え、たいして眠れない心細い夜だった。 

だが、初めて明日のスケジュールやら、宿のこと、入国の仕方などを考えることに追われない夜でもあった。 
クロアチアでの最後の1週間はジャーニーではなくバカンスなのだ。

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