ハワイと車椅子 [旅行メモ]
ハワイで、すごいなと思ったのは、お年寄りや車イスの人が自力でバスに乗れるシステムがあること。
たとえば歩行が困難気味のお年寄りが運転手に、一言降ろしてっていえば、運転手は、運転席にいたままの動作でバスの前側昇降口だけ車高を降ろすことが出来るのだ。
はじめてのハワイ。 [旅行メモ]
一言で言うと、グレート。
特に自然が。
強くて逞しい生命力と、ゆったりとやさしい包容力を感じさせる。 それはそのまま、ハワイの人々にも通じる魅力なのだろうなと思った。
さすが曙を産んだ国。
ロコの体の逞しさは、普通のそこらのお兄さんでも、肩幅とウエストの差が半端なく、サイヤ人とかそういう感じで冗談みたいだ。
そしてディズニーランドの実写版てっな感じに嘘みたいにピースフルなワイキキ。
地上の楽園とはこのことを言うのだと思った。 ここでは、体中の緊張がときほどかれてゆく。
ロミロミを楽しみにしていたけど、 ここの 雰囲気に身をゆだねて、海に入って身を委ねたり泳いだりするほうが、体の凝りがほぐれる感じ。
それを一番に楽しむべきであって、時間に急かされた いわゆる観光を優先すべきではない。
それを一番に感じたのだけど、当所たてた計画を実行しようという気持ちや、せっかく来たのだから十全に堪能したいという気持ちも働くわけで、結局はまあよい案配だったのかもしれない。
ただひとついえることは、順番を間違えたということだ。
買い物は嫌いじゃないし、アメリカ製品は日本で買うのの半額近くにやっぱりなる。
でも、やっぱり海が何よりも好きな私は、こんなに美しい海を目の前にして、それをほっておいて他に何もできないのに、最初に買い物を済ませてしまおうとしたことで、なんだか消化不良な初日を過ごすことになった。
とにかく海を堪能しまくって、食傷気味になったら気分転換に買い物、とか、食べ物、とかドライブとかだったんだな、と反省。
よって四日間なんて、海を堪能して、ワイキキのピースフルなリゾート感に浸ってリラックスするだけで、結構いっぱいいっぱいなもんなのではないかしらと思った。 ワイキキのスゴイところは間違いなくそこにあるわけだし。
ということで途中から優先順位を切り替えた。
何よりも海だ、と。
そうして、時間を気にせず心行くまで海を堪能し始めたら、ワイキキビーチに海亀を発見した。
一度じゃない。 二度も、三度も。
海辺のカフェで海を見つめていると、波間に亀の形に影が浮かび上がることがあるのだ。
岩を見間違えたのか?とも思ったけど次の瞬間からはそこから影が浮かび上がることはない。
果たしてワイキキビーチに海亀はいるのか?私の見たものは本当に海亀なのだろうか?日本に帰ってから検証しなくてはと思っていた矢先。
誰一人シュノーケルなんかしていないビーチで、恥をかきすててシュノーケルを始める。
たとえ魚がいなくても、海底を見ながら息継ぎせずに海にいられることは、海と一体になったように感じられて幸せなことだから。
でももちろん魚はいた。 もったいない!みんなシュノーケルをすればいいのに。
そう思いながら海底を見ながら泳いでいると、ぐっと何者かに腕を捕まれる。 顔を上げると『亀いた、亀!』と日本語。
え?どこ?というと、そのお兄さんは指を指しながら、私をどんどん沖に先導していく。 大丈夫か、着いていって? と思いながらここは信じるしかないと着いていくと、確かにいたのだった! それは、よくあるTV番組の追跡劇のようで、スリリングで楽しかったわ。
そのあともお兄さんはわたしを連れてひとしきり海中を案内してくれた。
どうやらその人はフィンを足につけているようで泳ぐのが早いため、私をどんどん引っ張ったり、後ろから押してくれる。
それはいいのだが問題は、右手は私の胴に、左手は私の胸に当ててくることだ。
これがまた意図的なのが、必ず水着の中に手を入れてくること。
これには参った。
何回か振り払ったがなかなか懲りない。親切なお兄さんかと思ったが、どうやら痴漢おじさんだったようだ。
海亀をワイキキビーチで見れることは、調べる必要はなくなったけど、痴漢亀おじさんの情報は、ぜひとも帰ったら調べなくてはならない。
最初日本語だったけど、途中から英語を話はじめてどうやらロコのようだったが。
海の中で痴漢にあうってメジャーなの? それともハワイならでは?? これにはだいぶびっくりです。
私が彼氏と来ていて彼氏がキレたらどうするつもり? 私が一人だと見越しての犯行だとすると、手がこんでるわ。
あとから来る日本人女性のことを思うと、警察呼べばよかったかなと少し後悔も残る。
だが、せっかくの楽しい休日をつたない英語での警察の取り調べやらで時間を食うと思うと、ま、心を広くもってやるかと思うことにした。
一方、ビーチヨガとか体験ダイビングとか日本人向けのアクティビティに参加したので、妙齢の可愛い女子たちと世間話したり、美男美女カップルとご一緒したりするのは新鮮で楽しかったわ。
ハワイに来てる女子や男子はモテ系が多くてね。
私にとって旅先で出逢う日本人といえば、マニアックな場所の安宿とかで出逢う日本人達だったので、タイプが違うなあ~と思った。
もちろんそれぞれに魅力があるのだけどね。
今回の旅は、ラッキーなこと、アンラッキーなこと、いっぱいあったけど、いつもより移動が少なくて体験的なチャレンジが多く、出会いが多かったので、4日間だけど充実してて、こどもの夏休みみたいな一夏の思い出な感じだった。
私個人の体験はともかく、ハワイはグレートだと思う。 また行くだろう。