ハワイと車椅子 [旅行メモ]
ハワイで、すごいなと思ったのは、お年寄りや車イスの人が自力でバスに乗れるシステムがあること。
たとえば歩行が困難気味のお年寄りが運転手に、一言降ろしてっていえば、運転手は、運転席にいたままの動作でバスの前側昇降口だけ車高を降ろすことが出来るのだ。
もっと降ろして、といえばもっと降ろせる。
そしてお年寄りは自力で這い上がるわけ。 車イスの場合もそう。 ボタンひとつで、バスの車高が下がるとともに、渡し台がギーガッシャンと出てくる。
出てきたらやはり、車イスの人は自力で昇るのだ。
これにいたく感動した。
やはりこういうところはアメリカは進んでいるのかもしれない。
自分でできることは自分でするのだ。
そんな風土もあってか、はたまたなにもしなくてもいるだけで心癒されて楽しめるからか、車イスの旅行者もたくさん見かけた。
今までで一番たくさん見かけた。
帰りのシャトルで一緒だったカルフォルニアのご家族はアメリカのダイエット番組に登場してきそうな、家族あわせると1トンです!!って感じの巨漢一族。
その長老的おじいさんはもう、だいぶなお年頃。
車椅子なんだけど、車椅子から降ろして車高の高いシャトルの助手席に息子が押し上げるわけ。
でも、ほとんどの部分はおじいさんの自力に頼る状態で、おじいさんは顔を真っ赤にしてふんばりながらなんとか座ったわけだけど、見ているこっちが疲れるくらいに難儀なわけ。
おじいさん寿命縮まったと思うわよ。
でも、息子はベリーグッド!グレイト!って感じで結構クール。
きっとこういう毎日がいつも繰り広げられているのだろう。
またバスを降りるのに一苦労だし、大変な大移動だなとおもうわけ。
でもそうまでしても家族旅行に連れてくるって大事だし素敵だなと思った。
他にも似たようなおじいさんがいて、今度はセキュリティチェックのところで会ったのだけど、まず車椅子を降りて、杖を握って立つでしょ、そのあと杖を取り払って、自力で五歩くらい歩いてセキュリティチェックゾーンをくぐるわけ。
いやほんと手に汗握ったけど、やっぱり家族のアシストの手際の良さにも感動。
そんなわけで、そういうところもピースフルなハワイでした。
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