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なんで私クロアチアにいるんだろう? [旅行メモ]

て、ふと思う。 
親切な人に出会って優しくされると、私のなかの依存心がむくむくと頭をもたげて、ひとりで一体どこへ行こうとしてるのかしら、と、よくわからなくなる。 
でも人があったかいから助けられる。 

ヨーロッパはカップルで旅行している人が多いから、余計に少し寂しくなる。 
でも、インドとかと違って物売りが集まってくるような感じじゃないから、日本語で挨拶してくれる人がいると心から笑顔になってしまう。 

ヨーロッパも南のほうになれば、そんなに日本人と変わらない。 
背も低いし、髪の毛の色や膚の色もあまり変わらない。 
だから、確かに差別意識もあまりなくなるのではないかと思う。 

だが、北のほうの真っ白い人々に対して日本人が劣等感を抱いたり、彼らが優越感を抱いたりするのはある意味仕方がないように感じた。 
それくらいあまりに違うのだ、見た目が。でかさが。 
違いをどう評価するかはひとそれぞれの感性によるだろうが 
ウブな状態では違いを意識せずにはいられない、それくらい違うのだ。 

ブロンドヘアがもてはやされる理由もわかった。 
太陽の光にさらされた色素の薄い髪は本当に金色に輝き、本当に美しかった。 
肌は本当にルネサンスの絵画のそれにそっくりな陶器のような肌だった。 
白人と付き合ってみたいと初めて思った。 
白人コンプレックスのなかった私だが、それは身近にいなかったからであろう。 

だが、白人というだけで優越意識をもつような人は実は白人の中では美しいわけではない部類の人間だというのもまたよくわかる。 
白人の中でも自分が美しい自信があれば、他の種類の美しさへの敬意というものも自然と生まれるものなはずだからだ。 

しかしそういうことはすべて関係なく、子どもたちはどこの子も、本当に可愛かった。 
彼らは何処の子も、とても自然に私にわらいかけ、話しかけてくる。 

自分がいかに今、楽しくて上機嫌なのかを、教えてくれる。
言葉は通じないんだけど、むしろ心は通じるのだ。

彼らにとって私はストレンジャーじゃないのだ。 
何処に行っても子どもに目がいく自分に気付き、そろそろ私も子どもがほしいのだと思った。


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