坂口恭平にやられる。どうしようもなく惹かれる。 [読書メモ]
皆さんは坂口恭平をご存知ですか?
私はつい2日前まで全く知りませんでした、めいろま氏がTwitterフォローしてるくらいだし、それなりに有名な人みたいだ、10年くらい前から。
私が知ったのも、朝日新聞の記事で知ったくらいだし。
だが、私のところには今まで全く到達せずに、全く存在を知らなかった。
で、まず強烈に気になるよね、いのっちの電話。自分の携帯番号を晒しまくり、10年もひとりで電話に出続ける。
尋常じゃないと思う。
そしてまず朝日新聞の記事の写真でみた彼の風貌、顔つきにも、只者ではない感を感じ関心を引き付けられた。
が、そこまでならよくあるミーハーな関心で終わるのだが、そこから彼のnoteの記事、躁鬱大学とか、お金の学校とか、それらの文章を読みはじめたら、なにこの人すごい、と、圧倒的に参ってしまった。
これはちょっと怖いね。
病んでる人は病んでる人に惹きつけられて、共鳴する、その匂いがする。
死の誘惑みたいな、楽になれよという誘惑は、ものすごく甘くて、理性的な面でこの人すごいと思ってもいる半面、圧倒的にきちがいな熱量で誘惑されて扇動されて夢中になってる半面があって、そこが怖い。
が、こんなに面白い読み物はそうそうなくて、すごい邂逅だなと思う。
今年は他にも洞窟おじさんというすごいコンテンツに出会ったわけで、通じるものがあるけど、もっと圧倒的に実際的でパワフル。
読みはじめたら目が釘付けで止まることが出来ない。
坂口教に入信しそうな勢い。
読み物として面白い。
でもそれだけではなく、本当に思想がすごい。
理性的で具体的で、実践され検証までされていて、しかも直感的で肉体的で、圧倒的。
こんなに魅力的な同世代の、しかも今この瞬間にもガンガン活動している人物っているかね?
やばいねー。
なぜ彼が圧倒的になれるかはわかる、躁鬱病だからだと思う。常人にはリスクが大きすぎたりそこまでエネルギーや瞬発力がなかったりして突き抜けられないところを、躁特有の圧倒的な情熱と気力と自信で止まらずに突き進むのだから、そりゃあ圧倒的な才気と行動力だ。
しかし元々彼が持っている頭脳、発想力、思考力、クリエイティビティ、大胆さというのが躁鬱で増幅されるという意味で、病がなくとも元々能力の高い人だと思うが。
あとはその圧倒的なセクシーさはやっぱり狂気をおびた体の張り方からきていると思う。
だいたいいのちの電話を個人でやり続けるところが既にそうである。
道義心だけでやっていたら聖人だが、あっという間に身が持たなくなるだろう。
だから圧倒的に偉業がなし続けられる人にはある程度、厚顔無恥なくらいの下世話で自分勝手な部分や功利心がないとバランスが取れないはずだ。
だからマザーテレサとか、ガンジーに、黒い噂はつきものだけど、それはそうだろうと、それでも彼らが偉人であることには変わりないと思うんだけど、そんな感じか。
彼は道徳心でやってはいるが、彼自身の欲求や欲望に基づいてやっている。
人助けは、オキシトシンが出て気持ちいいと、誰かも言ってきたが、そういう側面もあるし、彼が人にサービスすることや、セックスが大好きと言っていることにも通じるのだろう。
というわけで、つい先日まで大統領選に夢中だったのに、そんなのどうでもよくなるくらい、いかん、彼のペースに飲み込まれてはいけない、洗脳される危険だ、という気持ちと、興奮して惹かれて仕方がない気持ちの狭間にいるのでした。
勝間和代 ネオライフハック100の感想。 [読書メモ]
圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100
- 作者: 勝間 和代
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2020/07/29
- メディア: Kindle版
勝間和代といえば起きていることはすべて正しい、とかNOといえる私だっけ?みたいなので、
おそらく10年くらい前?にかなりベストセラーで有名になったと思うが、そのあとあまり興味がなくてフォローしてなかった。
が、ふとツタヤカフェで手に取ったのでぱらぱらと拾い読み・・のつもりが結構ガッツリ読んでしまった。
彼女の昔の著作はいくつか読んでいて、いくつのライフハックには確かにほほお!!と
おもった内容があったはずだが、すでにすべては忘却の彼方。
そんな中、この本で、そうよね、と思ったこと。
これは最近思っていたことを肯定されただけでもあるのだが、やはりジムって運動量が痩せるには圧倒てきに足りない。
普通に通勤して活動的な1日を送れば、消費カロリーはジムで2-3時間フルに運動して帰ってくるのと同じ。
そして普通に活動的に1日送ってさらにジムで2、3時間運動したら、疲れ切って次の日は動けず寝込むだろう、私の場合。。
ということで、普通に通勤したりと活動的な一日を送れば、それで十分なのであり、今みたいな自宅勤務だとその分の埋め合わせになってくれるけど、本来的ではないというね。
毎日ジムに通うとなると、結構時間も使うし。本当であれば、普通に活動的に1日を送るほうが効率がいい。
ジムは、在宅勤務生活にはとてもよいリフレッシュ。視点も変わるし。
だけど、通勤生活だと、毎朝ジム用の着替えを準備して、それなりにゴロゴロのジムグッズをかかえて通勤し、ジムでは着替えて、、とかを考えると結構無駄も多いんだよなあ。
あともう一つ。
徹底的に問題に向き合って解決しろ、ということ。
忍耐、我慢、努力、ではなく、不便や苦痛は解決するのだ。
忍耐して努力して頑張りすぎると、結局疲れてしまって、あとでつけが回ったり、他に手がまわらなくなったりするというのは、私もよくわかるので、頑張りすぎないように彼女がしているというのは、そうねえと思った。
ジョギングだてそうだもん。
中級者についていこうとして、時速10kmで初心者が走ったら5分で完全燃焼でしょ。
そのあとは時速6㎞で歩くしかない。。
だったら始めから時速8kmで1時間走り続けたほうが、ずっと消費カロリー高いしねえ。
あと初心者頑張りすぎて、膝を痛めて、結局運動習慣根付かず、とかよくあるし、私にも。
まあ私の場合は、ジムの翌日疲れ切ってなかなか起きらず、活動的になれず、とかのミスは全然まだあるので、これも本当に本末店頭だなと思い始めたわけ。
あと、彼女のライフハックで印象に残ったことは、人に積極的に話しかけて、一次情報をもらって視野を広げると、幸運を拾いやすいよということ。チャンスが広がるから。
さらに、予感や直感を信じて行動し、理論で気持ちをねじ伏せないこと。
確かに言語化できてないだけで、体が異変に気付いてることもよくあるので、これはわかる。
さらに幸運を期待すること。
これは、セレンディピティ的にいって、正しいよね。
何もかも疑って、猜疑心で受け入れなければ、チャンスをつかめないもんね!
昨日の激レアさんが本当にそんな感じで、みんなわらしべ長者か?っていうくらいに、偶然の出会い的なチャンスをつかんで世に出てた。
走れば脳は強くなる。 [読書メモ]
audibleで要約を聞いたメモ。
★走ると脳が活性化する。
★有酸素運動の中でも走ることは特によい、脚への血流、刺激がいい。
★走るとセロトニンやギャバが分泌、ポジティブになり、不安が消え、うつ症状が改善する。
走る際の運動強度が重要。
★運動強度は60-80%、20~30分×週3回が基準。
★勉強は走った後だと、効率がいい。
★朝走るのが一番いいが、昼や夜でもOK。
★朝走ると、脳が覚醒し、基礎代謝が上がるのでダイエット効果が高い。
★夜走ると、睡眠時間中に成長ホルモン、筋力がつきやすい。
1週間に12.8㎞走れば、現状維持。
徒歩なら1日1万歩が目安。
★モデリングがいい。自分に似た成功例を見聞きし、ベンチマークすることで自信、モチベーションを保つ。
★ソーシャルサポート、つまり道具的、情報的、情緒的、評価的サポートがあると運動は続けやすい。
サポートをうまく力にかえたい。
★骨が強くなる、熱中症にかかりにくくなる、などのメリットあり。
ーー
以下感想。
まあそもそも20分の本の要約内容を1.5倍速で聞いてるので、それくらいの情報量だと内容が薄いのは仕方がない。まあなんとなく参考になったし、走ってる私を肯定してくれるという安心感。
自分を変える習慣力 [読書メモ]
まずは小さなよい習慣を続けていくことが大事。
1)わたしのよい習慣1つ目はDMM英会話かな。
1日25分の英語による会話。
すごくさまつな習慣だけど、1日1回でも、英語を口にする、英語を聴く、英語を読む、それはリフレッシュになる。
もはやルーティンになっていて、目的を見失いつつあるのでどうかな?と思うが。
2)2つめはジム通い。これも少なくとも在宅勤務中において、大きなリフレッシュになるし、多少の運動不足解消にはなる。だが漫然と通っているだけだと痩せるでもないし、自己満足に陥ってるだけかもしれず、こちらも目的を見失いつつあるかも。。
潜在意識の体質改善。ネガティブな思い込みを、書き換える。
それが習慣化。
我慢や無理、意思の力は、限界があるので、一つずつ生活に取り入れる。
頑張りすぎて苦痛を感じることを避ける。物足りないくらいの努力でOK。
★直近で習慣化を達成したいこと
★なぜそれを習慣化したいのか
★それができたらさらに達成したいこと
人生で達成したいことまでのステップダウンして直近の習慣を決める。
★1日の終わりに達成をチェック。
★自分にごほうびシステムや、達成しやすい環境を整える。
★意思決定疲れを防ぐ。
★傾聴の習慣。
★笑顔でいる。
★安定した心を保つ。人をむやみに敵と思わない。反論は参考意見に。
話題のビジネス書を要約してるFlierの内容を、さらに1.5倍速でaudibleで聴くという、超ずるい方法でなんとなくモチベーションを上げてるw
1分で頭を整理する方法。 [読書メモ]
★判断基準を決めておく。
★判断基準は、好きか嫌いかの直感を重視するのもあり。
★全体の方向性があっているか。
★判断基準は、信頼できる他者の意見を参考にする。
★トーナメント方式で2者択一で優先順位をつける。
★毎朝、元気になる、心が整う、励まされる言葉を読んでスイッチオン。
★結論から話す。一言でつまり言いたいことを説明する癖をつける。→SNSで短く要点をあらわす練習をする。
インパクト、記憶に残る、理解させるため。
★企画は1枚にまとめ、WHY、WHAT、HOWのみ。要点を相手が1分で理解できるようにする。
★自分がどんな人か、一言で印象付けられるようにする。
★ネットで情報収集は毎回10分、と決める。検索結果の1ページ目、2ページ目に目をさらし、その中から気になったものを保存、そこからのみ詳細を読む。
★平常心を保つのが大事。無理にモチベーションをあげるよりも。
★行き詰ったら別の場所に移動して気分転換。
★一人会議の時間をもつ。未来について考えることですっきり。
AWS 入門書としての良書を発見! [読書メモ]
図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
- 作者: 小笠原 種高
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/11/07
- メディア: Kindle版
めっちゃわかりやすい!
今まで、知識が上滑りして、頭の中にしっかり入ってこなかったようなことも、定着させることができた気がする。
し、やっぱりこの手の参考書は紙のほうがいいみたいだ、私には。
KindleでもってるIT参考書は、なかなか手が伸びない。
それどころか存在を忘れて、もう一度買おうとしてしまったりする始末。
ソリューションアーキテクト アソシエイトの本を上記の本を読んでから、あらためてkindleで開くと、別に難しいことが書いてあるわけでもなく、だいぶとっつきやすくなった。
が、やっぱり、一気に「勉強」って感じになってきて、AWSを日々使ってる、またはこれからすぐ利用するんじゃないのに抑えておくにはちょっとディテールすぎる印象もなきにしもあらず。
上記の本の内容くらいは、AWS使ったことなくても、現代のITエンジニアの常識として、おさえておく必要があるっていうレベルなので、無駄感が全然ないし、実際知ってないと色々ヤバいって感じなので、IT・WEB業界を離れたとしても損した気はしない。なにかしら事業をやるんだったら、導入する可能性もかなり高いし。
やっぱりまずはクラウドプラクティショナーにしとくかなあ。
それかまず、今展開しているサイトのうち、割とどうでもいいwordpressのブログを、1年間無料で使えるAWS環境にうつしてみるってのがいいかも。
それだな!
それかまあ、とりあえずぱらぱらでも読んでみろよ、アーキテクトアソシエイトの本、で、クラウドプラクティショナーの本も買えば?だよな。
たかが2000円、とっとと買って全部読むくらいの時間は人生にあるだろって感じだな。
どこに進むにしても、今までの私のcareer的にAWSはおさえといて間違いないもんな。。。
本当に心の底から興味があるのか?
明日死ぬとしても、AWSの知識をつけようと思うのか?
と思うと、違うんだけど。
”時間をどう使うかは、命をどう使うかと同じ。
自分の人生の主役は自分であり、生き方の決定権は自分にある。
もし今日が最期の日だとしても、今日やろうとしていることを
するだろうか?
違うという答えが何日も続くようなら、ちょっと
生き方を見直せということ。
覚悟をもって、自分が納得できるように生きる。
充足感を得られるように働く。
それが何よりも幸せなことだと思います。”
って、スティーブジョブズが言ってたよって、池上彰に言われると焦るけど。
今は投資の勉強してるほうが楽しいけど。
まあでもAWSは必須科目だろう、私という人間を生きていくうえで。
ゆるく考えよう ちきりん [読書メモ]
ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: Kindle版
なぜかツタヤカフェに、この本が新刊の場所に並んでたのでつい手に取ってしまったが、そうだよね2011年の発刊と書いてあって納得。
彼女はそのころの人というイメージだからだ。
ただ今読んでみると、自己肯定されたようで胸がすく気持ちになった。
一回、海外に出て日本に帰ってくると、こういう思考になるのはとても自然なことだよな、と最近の自分がなぜこう考えているんだっけということを、そうだったよな、と思うことができた。
当時はなんか、ちきりんの言うことって、当たらずも遠からずというか、そんなにスゴイとかそのとおりだよなーとかも思わず、ぱらぱらっとめくってなんとなく言っていることはおさえておきつつ、Twitterなどをフォローすることはない、という感じで、あまりフォローしたい対象ではななかったのだが、今読むと、基本のおさらいのような感じで、あらためて肝に銘じようとしっかり思えることが多くなってた。
特に、欲望の一点豪華主義、みたいなこと。
本当に欲しいもの、本当に心の底から欲する欲望に忠実に、それを軸に人生を構築するということ。
それ以外のものはいっそのこと諦めて。
じゃないと、何もない、特別不幸でもないけど、ほしいものは何も手に入らない、そんな人生になるというのは、ハッとさせられた。
それが、物件で説明されているのが、すごくぴんときた。
私は、物件にたいしてすごく、欲望がはっきりしているし、今まで妥協せずに選んできて、いつも気に入ったお気に入りの部屋に住んでいるので、物件のたとえはすごいわかりやすい。
そして、自分自身も、よく物件にたとえて頭をクリアにする癖すらあったから。
ちなみに宝くじで1億当たったらまず何をする?という話を10年くらい前に同僚としてて、
私は「まずとても眺望のいい素敵な部屋を買う」と回答したことを覚えている。
海の見える南国の部屋と、都会の眺望の素晴らしい部屋、2つおさえて行ったり来たりしたい。
それさえかなえられれば、私としては、人生の欲望がかなえられたことになる気がする。
あとは、自分の時間を奴隷のようにささげていると感じてしまうような、
「労働」としか感じられないつまらなくて苦痛な仕事ではなく、クリエイティブで楽しい仕事さえできていればだな。
そこも重要だ。
大好きな住環境に住めて、意義を感じる仕事ができれば、それ以上、ぜいたくなことはいわないかも。
それ以上の金とか、子どもとか、栄誉とか。
まあ、もちろん多少の友達とか恋人とかは欲しいけど、それは自分が幸福に安定して暮らしていられば、自然となんとかなる気がするなあ。
ぜいたくをいえば、犬とか猫とか飼いたいけどなあ、それは自由に移動する生活と背反するところがネックだな。
女の甲冑、着たり脱いだり・・の感想。 [読書メモ]
([し]10-1)私たちがプロポーズされないのには、101の (ポプラ文庫)
- 作者: ジェーンスー
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2015/09/04
- メディア: 文庫
最近、たまにジェーン・スーのラジオを聴くようになって、彼女への興味が増したので読んでみた。
まず101の理由のほうは、個人的に興味がある理由は一つだけで、「だめんず好き」であった。
一応結論としては、だめんず好きを自覚して、結婚するなら社会的にまともな男、と思ったところで、
まともな男を好きになってつきあう努力というのは、それはまた大変なものである。
だめんずを選び、だめんずが好きなのは私、と割り切って、だめんずに依存せず、だめんずを責めずに、自力で人生を楽しむ道を提示していた。
が、それはあるよなと思った。
だめんずがどうしても好きなのであれば、夫とは思わずに、もう犬を飼ったようなつもりで、
やっていくのもありなのでは?
まあとはいえ、DVとか精神的支配男からだけは有無を言わさず逃げろ!とおっしゃっているように、
だめんずから詐取されず、食い殺されない安全なバランスを保ちながら一緒にやっていくのは結構難しいことなんではないかねーとは思った。
結婚って、結局お財布を共にすることだから、経済的に助け合えないと籍をいれる意味がない気がするし、
とすると、だめんず=甲斐性がない=経済的に助けあえる気がしない、ということだとね。。。
それはさておき、女の甲冑・・のほうは、もう少し重い。
こういう女性の自我論的なところで活躍しているエッセイストは何人か頭に浮かぶ。
犬山紙子とか、酒井順子とか。だが彼女らの作品は読みたいと思えない。
タイトルからして、男尊女卑を受け入れている感じがするからかな。
一方で、私は中村うさぎが好きなんだが、ジェーン・スーも、中村うさぎに通じるものがある。
割り切れず、揺らぎ、一筋縄ではいかないところで、頑張ってる感じ、好感がもてる。
ジェーン・スーは恋愛ができる女である。
子どもも生まず結婚もしなかったようだけど、そんなにダメンズウォーカーという感じでもなさそうだし、
外見磨きや、愛され、を自尊心のよりどころにしておらず、割と健全な自尊心をはぐくんでそうである。
世間での活躍を見ていても、かなり高いバランス感覚でうまく世渡りをしているように見受けられ、たくさんの女友達がいて、社会性も仕事能力も高くて安定感がありそうだ。
ただそんな彼女が、宝塚を見にいって、完璧なリアルには存在しない男性像を演じる芝居に癒されている自分に気づいて、ふだん、リアルな生活で自分は傷ついてきたんだ、ということに気づいた、という話はずしっときた。
私がどうこういえる話ではなく、そうか・・という感じ。
最後におじいさんが死んだときに、おばあちゃんそう感じたんだ、というような。
私がそれにどう感想や結論をもつべきか整理できないが、そういうことなのか、というような。
あともうひとつ興味を抱いたのが、彼女は、女の親友でレベルに好きで肩入れた異性は、恋愛関係に発展するので、男のただの知人レベルの友達はいるが、男の親友はいないのだという。
それに対して彼女の友人が、男の親友はいる、恋愛関係になると感情の揺れがしちめんどくさいから、そうならないように細心の注意を払っているから成立する、といわれ、なるほどと思ったと。
ジェーンスーは、恋愛至上主義だったので、恋愛に発展しそうなら、させてなんぼと思ってきたと。
感情の揺れは、彼女にとっての楽しいジェットコースターなのだと。
へえーっと思った。
まあ、いろんな考え方がありますな。
やっちまったよ一戸建!! 伊藤理佐 [読書メモ]
伊藤理佐は、一時期、ピータンを読んでて割と好きだったんだよな。
で、今家を建てることとか家を買うことに興味があるので読んでみた。
面白かった。
でも。あれ?吉田戦車と結婚してなかったっけ?
と思ったら、吉田戦車と結婚したのは40近くで、30歳頃にすでにバツイチだった伊藤理佐は、一人用一戸建てを建てて、少なくとも6,7年はそこに住んでたんだって。
いやあ、いいね!
マンション買って、2、3年住んで売ってから、一戸建てをフルカスタムで建てて。
実に楽しそうだ。
私もフルカスタムで一戸建て建てたいなぁ。
でも普通のサラリーマンだったら、ローンを背負って働き続けるプレッシャーを背負うんだよな。
ベトナム人のエリートが、ホーチミン郊外だったら数百万円でフルカスタムで家が建つと言ってていいなぁと思ったことは記憶してる。
東南アジアならいけるかもね。
まあそれはそれで外国人は騙されたり大変なんだろーけど。
私もいつかはフルカスタムで一戸建て建てたい!
マインドセットやれば出来るの研究 [読書メモ]
こちこちマインドセット、やわらかマインドセットという言葉に聞き覚えがある。
内容も初めてとは思えず、おそらく私は以前どこかで読んだのだろう。
さてしかし、素晴らしい本。
私のバイブルにしたい。
あまたある自己啓発系の本の中でも、即日、誰でも、自分の生活に、生き方に好影響を与えられるであろう本。
または私が既に理解していて、痛感すらしていて、でも今ひとつ自信を持ちきれないことを、明確に論証し、背中を力強く押してくれるからであり、ちょうど今の私にジャストミート!なのかも。
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2016/05/18
- メディア: Kindle版
具体的には?といったら読んで3日経ったら既に忘れそうになってる私こわい。
すごい、すごい出会いだ!
いい本にいいタイミングで会えて感激!
くらいに思ってたのに。
頑張って思い出してみると、要するに、人はいつからでも変われる。
そして、そういう信念を持つことで実際に変われる。なぜなら変わるための行動を臆せず取れるからである。
自分は優秀である、という能力に自信を持っている他人も、あなたの能力は素晴らしい、と能力を褒めてくる親や他人も敬遠した方がいい。
能力ベースの考え方は危険。
俺はすごいんだ。という能力を証明する行動に走りがちであり、疲れる生き方。
今の自分は完璧じゃないけど、恥ずべきことじゃない。これから努力してもっと良くなるから。
常にこの姿勢で学べば、失敗を恐れず、苦手なことも克服に臨めるし、例え負けて失意を味わっても心折れてしまうことなく、勝者に比べるとまだ自分は努力が足りなかったんだな!もっと頑張ろう!と、モチベーションに昇華できる。
人は、例えば女だから論理的能力がないはず、といったバイアスを社会からぶつけられ続けると本当にそれに潰されてしまって、その通りになってしまうことが証明されている。
男と同じことをやってもバイアスで評価してもらえないだけでなく、それによりフラストレーションを感じ、屈辱を感じ、動揺し、消極的になりモチベーションを失うからだ。
こういう有形無形の差別やバイアスからの負の影響をなるべく受けないで、自分の能力をなるべく十分に発揮してやりたい事を実現する方法としては、それを間に受けずかわすことなのだが。
かわし方は忘れてしまった。
納得できるやり方だったのだが、、また読もう!
また結婚相手も、人は生まれ持った能力によってあらかじめ規定されてより変わらない、というマインドセットを持つ人は避けた方がいい。
関係性についてもそう。
相性が良ければ全て努力なしで上手くいく、という考えかたの人は避けるべき。
関係性は、育てていくもの。
お互い成長していけると信じて、自分もフェーズに合わせて変わる努力をし、相手の成長も信じて手助け出来る関係が良い。
本当にそうだと思った。
この本は踏み絵になるね。
いくら最初は完璧な相性だとしても、結婚生活はフェーズによって変わっていくのだから、変化を厭う相手は危険だろう。
また、もう歳なんだから辞めておけ、お前にはどうせ無理だ、みたいに足を引っ張る人は沢山いるが、特に昔気質の夫にそういうタイプがいるのは耳にする。
やれば出来るの研究と言ってしまうと、気の持ちようって事でしょ。はいはい。というふうにしか伝わらないが、ちょっと違う。
この本を読んでいろんな事例から、人はいつでも努力で変われる、という事を心の底から信じられれば、全ての考え方そして行動が明日から変わるんだ。
私は信じられた。
それを忘れないようにすれば、心の癖、もうダメだ、どうせ無理、と思う癖を変えられるだろう。