ゆるく考えよう ちきりん [読書メモ]
ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: Kindle版
なぜかツタヤカフェに、この本が新刊の場所に並んでたのでつい手に取ってしまったが、そうだよね2011年の発刊と書いてあって納得。
彼女はそのころの人というイメージだからだ。
ただ今読んでみると、自己肯定されたようで胸がすく気持ちになった。
一回、海外に出て日本に帰ってくると、こういう思考になるのはとても自然なことだよな、と最近の自分がなぜこう考えているんだっけということを、そうだったよな、と思うことができた。
当時はなんか、ちきりんの言うことって、当たらずも遠からずというか、そんなにスゴイとかそのとおりだよなーとかも思わず、ぱらぱらっとめくってなんとなく言っていることはおさえておきつつ、Twitterなどをフォローすることはない、という感じで、あまりフォローしたい対象ではななかったのだが、今読むと、基本のおさらいのような感じで、あらためて肝に銘じようとしっかり思えることが多くなってた。
特に、欲望の一点豪華主義、みたいなこと。
本当に欲しいもの、本当に心の底から欲する欲望に忠実に、それを軸に人生を構築するということ。
それ以外のものはいっそのこと諦めて。
じゃないと、何もない、特別不幸でもないけど、ほしいものは何も手に入らない、そんな人生になるというのは、ハッとさせられた。
それが、物件で説明されているのが、すごくぴんときた。
私は、物件にたいしてすごく、欲望がはっきりしているし、今まで妥協せずに選んできて、いつも気に入ったお気に入りの部屋に住んでいるので、物件のたとえはすごいわかりやすい。
そして、自分自身も、よく物件にたとえて頭をクリアにする癖すらあったから。
ちなみに宝くじで1億当たったらまず何をする?という話を10年くらい前に同僚としてて、
私は「まずとても眺望のいい素敵な部屋を買う」と回答したことを覚えている。
海の見える南国の部屋と、都会の眺望の素晴らしい部屋、2つおさえて行ったり来たりしたい。
それさえかなえられれば、私としては、人生の欲望がかなえられたことになる気がする。
あとは、自分の時間を奴隷のようにささげていると感じてしまうような、
「労働」としか感じられないつまらなくて苦痛な仕事ではなく、クリエイティブで楽しい仕事さえできていればだな。
そこも重要だ。
大好きな住環境に住めて、意義を感じる仕事ができれば、それ以上、ぜいたくなことはいわないかも。
それ以上の金とか、子どもとか、栄誉とか。
まあ、もちろん多少の友達とか恋人とかは欲しいけど、それは自分が幸福に安定して暮らしていられば、自然となんとかなる気がするなあ。
ぜいたくをいえば、犬とか猫とか飼いたいけどなあ、それは自由に移動する生活と背反するところがネックだな。
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