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映画「孤狼の血」感想。

確か町山さんか、宇多丸か、両方か。
すごく「孤狼の血」パート2で盛り上がっていたと思うので、興味はあったんだけど、いかんせん血みどろっぽそう、暴力描写が激しそうというところと、そんなに興味のある役者さんが出ているわけでもなく、すごくストーリーに興味を惹かれるということでもなかったので、ずっと後回しにしていたんだけど。

最近、若干ノワールっぽさのある邦画を連チャンで見ていることもあり、いける気になったので行ってみた。
というか、まあ次ブロークバックマウンテンとか、ゴッズオウンカントリーかJエドガーか、、、あたりかなーと思ったけど、どうも食指が動かない中、なんか気分としてはまだ孤狼の血だった。

さて、役所広司がさすがだった。
あんまり役所こうじのこと、すごいなーと思ったことはなかったんだけど、まあまあ品の良い普通のおじさんがドタバタに巻き込まれる、という感じの役どころが多いイメージだったから、こんな清濁合わせのむ感じの役どころをそれらしくできるとはすごいなと思った。
それにまず図らずも竹野内豊が出てて嬉しくなった。

竹野内豊もできるんだなー、こういうヤクザの役。甘ちゃん役が多かったのになー、昔は。
あと松岡桃李、「彼女がその名を知らない鳥たち」のむかつく男の役のせいか、むしろ嫌いだったんだけど、彼もよかった。
ヤクザな世界の中で、唯一の普通の男の子っぽい感じから、だけど現場仕事に食らいついて行って、だんだん顔つきが変わっていって、最後には立派に太々しく成長した顔つきになる、その顔つきの変化がうまかった。

これはパート2楽しみだな。
しかしほんと、ストーリーも面白かったし、一抹のリアリテイがありそうなところも面白かった。
しかし豚の糞を食わされるのはやだなー。
あと真珠を取り出すシーン、指詰のシーンとか、ぎゃあっていう血みどろシーンをそのまま映すのはほんとぎゃーだった。

でも気がついたら、嫌な予感が的中し一方をもらい、桃李が呆然としながら現場に駆けつけるシーンで、私もスクリーンに向かって、ガミさん、ガミさん!!と言ってて、すっかり物語の世界に。

いやあよかった。
役所こうじが2019年の日本アカデミー賞、主演男優賞をこの映画でもらったのは超納得。
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