Sam Smith - Lay Me Down [音楽メモ]
サム・スミスのことを知ったのは数ヶ月前。
シンガポールの安宿のyoutubeだかmtvだかで、たまたま再生されたのを目撃。
衝撃を受けた。
この人を知れただけでも、シンガポールに来てよかったと思ったくらい(笑)。
まあシンガポールまったく関係ないんだけど。
まず印象的だったのは、声と曲両方で、それでハッと目を引いたんだと思うけど、歌い始めてすぐにこの人はゲイで、男性の恋人への思いを歌ってるんだなというのがわかったこと。
実際、その後、PVからして、男性との同性結婚みたいなシーンになるのだけど、その前にピンときたのは、彼の風貌や異様に繊細で美しい歌声もあるけれど、やっぱり彼がカミングアウト済みということもあり、歌詞やら心情やらを男女の恋愛にカモフラージュせずに歌ってるからだと思った。
恋愛は恋愛だけど、やっぱり男女という感じと少し違う感性が私の琴線に触れたようだ。
あとPVも、いいよね。
結婚式の時の回想シーンや、お葬式のシーンが出てくるけど、これは多分、実際に結婚して死別したという話である必要もなくて、大恋愛のすえにその恋を失った人が、そのやり場のない気持ちに決着をつけるために、自分のなかでその恋愛のお葬式をしている・・という話なんだろうなと思った。
実際のところは知らないけど。
というわけで、こうデビュー時から堂々とカミングアウトしているけれども、色物ではなくて、堂々歌で勝負し、自分をストレートに表現するという彼の在り方はなんだか新しい世代という感じで、頼もしいと思った。
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