フジロック後の生まれ変わり。 [生活雑感]
よく初体験のあととか、初出産のあととかに世の中が変わって見えたとか聞く。
人々すべてがいとおしい存在に思えて世の中がきらきらして見えたとか。
それは女性のホルモンの関係もあるのかもしれないと思う。 わからない。
でも今の私はそんなかんじ。
フジロックのせいなのか、そのあとに行った大地の芸術祭のせいなのか、それともそれらにかち合わないよう月経を遅らせるために飲み始めたピルを飲みやめたせいなのか。
それが実際のところわからないのだ。
でも帰ってきてからの二日間、ひたすらにすっきりと、キラキラと、多幸感に包まれている。
幸せだなあ。
ラッキーだなあ。
いい波が来てるから悪いようにはならない。
そんな思いが一日に何度も思い起こされる。
禊的な体験だったのだろうか。
出産みたいだった、かも。
というのは、結構ハードだったのだ。
それこそ二度と嫌だと思うくらいにボロボロに疲弊したのに。
だけど喉元過ぎたら、もう一人産みたいと思ってるような。
辛いけど楽しかったのだ。
ドロドロなのにキラキラな三日間。
フル稼働過ぎて、何が楽しかったとは一言で言えないくらい色んな想いを感じすぎて充実しすぎた。
でも、どうだった?と聞かれたら、めっちゃ楽しかった!!と素直に出てくる。
何はなくとも、いま自分がキラキラしてるのがわかる。
素敵なランチスポット見つけて幸せだし、 冷房のきいたオフィスで、都会で、体を休めながら仕事できて幸せだし。
フジロック楽しかった!!とか言う話を聞いてくれる同僚がいて幸せだし。
美味しいお土産発見できたり、乗りあわせがよかったり、温泉が空いてたり、温泉に仮眠室があったりしても超幸せだった。
バスに並ばずに乗れた時点で超幸せだった。
炎天下長蛇の列で一時間半シャトルバス待ちとか、体力の限界で深夜一時に一時間シャトルバス待ちの列をのろのろと進み続けるとか、押し寄せる人々の群れでラッシュ時のホームのように渋滞とか。
そういう恐怖体験がトラウマとなって私の幸せレベルを下げたとも言える。
それに、ピルを飲んでたときは疲れやすいし、足もむくんでだるくて、その上炎天下長時間歩いたり立ちっぱなしの生活だったのだから、ピルをやめて、むくみがとれて、便秘も解消され、月経も始まり、そりゃあ身体が楽になったから、かもしれない。
でもそれだけでもない。
思ったんだ、フェス見ながら。
人間て、うまれつき音を楽しんだりしちゃう可愛らしい生き物なんだよなーって。
赤ちゃんだって、リズムにあわせて身体をゆすったり、うたを聴いて喜んだり笑ったりするじゃん。
で、大人も、感動したり、興奮したり、踊ったりしちゃうわけで。
おおぜいの人々が純粋に各々に自由に、そういうことを謳歌できる空間なんて、本当に幸せの極地だ。
さ、この幸せを人に分けたげよう!
<関連>ごめんなさい、サカナクション。
コメント 0