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まさか鳥で人生変わるなんて

鳥を飼い始めてもうすぐ1ヶ月。
たかが鳥なのに、全然違う。
すごく精神的に安定した。
何か虚しいことがあっても、やってらんないようなことがあっても、鳥がこの上なく元気よく飛び回り、私めがけて飛んできてピトッととまる様、ぴよょょーと、子犬でいうところの、クーン、、みたいな鳴き声を出して甘えてくる様。
小さいけど確実な温もり。
これらによって、すべて忘れられる。

私が小さな命を預かっていて、世話しないと死んじゃうこともあり、何があっても規律正しく世話をするし。
昼間どれだけ騒がしくても、夜になると全く静かになるところも、幼児のようで可愛い。

犬を飼ってた身からすると、トイレの躾ができないことや、一緒に眠ることができないことは痛い。

でも慣れてしまえば、全然だ。
というのも昼間、放鳥したら6、7割方、私にまとわりついている。
そのちょっとうざいくらいのまとわりつきは、犬や猫が読んでいる新聞や、打っているキーボードの上に乗ってくるのと同様。
こんなちっちゃくても、嘴や頭を撫でてやることもできる。ツンデレで、嫌がったり、喜んだりする。
コミュニケーションにおける満足感は犬猫にそこまで劣らないのだ。
むしろ私が家事やら仕事やらをしている間、ずっと肩やら背中やらに蝉のようにくっついている様は、むしろ子猿をくっつけている母ザルの感覚に近くて、密着度は犬猫より高いくらいなのだ。

だけど夜はいっさい干渉し合わない感じはメリハリがあってよいし、散歩もなくお世話は楽だ。

むしろ日が落ちたら大人の時間!みたいなのはワクワクする。
お母さんではなく、1人の人間としての時間を謳歌できる、的な。

こんな感じかというのは飼うまで予想してなかった。
あと鳥ならではの楽しみは、言葉を覚えさせられる可能性だ。
鳥は音でコミュニケーションをとるから、こっちもたくさん話しかけてやる必要がある。
あと相手はテンションが高い幼鳥だ。
結果として、こっちも、いないなあばあをする大人状態で、根明でバカっぽくなり、そのバカッぷるみたいな時間が、ストレスを癒すんだな。

あと所構わずフンをするのは最初はもちろん全く受け付けなかったけど、これも適応できるものだ。

色々面白い発見だ。
日々少しずつ変化してもいく。
何その鳴き方、初めて!みたいな鳴き方のバリエーションが加わったり。
態度も変わっていく。
最初は頭によく止まっていたが、最近はそうでもなく、やたらつねるように手の甲の余った皮膚を噛むときもあったけど、今は甘噛みになり。
前はそうでもなかったのに、今は私の食べるものへの執着心が強くて、放鳥中に食事は厳禁だ。
まず、箸やフォーク、皿の淵に停まり、今はもう皿の中身の上にダイブしようとしてくる。
なので食事中はケージにしまう。
以前はすんなりと私の指に乗せられたまま、あっさりとケージにしまわれたのに、今は反抗するようになった。
それでもそれをゲームとして楽しんでいるのか、だいたい一、二回拒否したあと、3、4回目にはすんなり仕舞われる。

もちろんこれからどうなるかわからない。
鳥は10年生きることもあり、オスかメスかもまだわからない。
幼鳥時代の人懐こさがずっと続くかもわからない。
かといって大人になれば、話したり歌ったりできるようになるかもしれず。
幼鳥の今ほど、温度管理でヒヤヒヤすることもなく、一泊の留守番もできるようになるだろう。

なんかそういう、わからなさも、今は楽しめる。
どっちに転んでも楽しいじゃないか、という、楽しみにしつつもそんな期待しない感じ。
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