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映画「浅田家」の感想

全然期待しないで観たんだけど、意外といい映画だった。
浅田家の写真は当時わりと話題になったので、なんとなく知ってたけど、映画の内容についてや、前評判については全く何の情報もなし。

なので途中で急に東北の震災の話になり、予想してなかった。
そこで登場する脇役の菅田将暉。
はじめて菅田将暉の演技をちゃんと観たんだけど、すごくよかった。
まったくわざとらしくなく、変に存在感を主張せず、本当にこういう人いそうというリアリティ。好演だった。
一方主役の二宮和也と、準主役くらいのブッキー。
まあまあわざとらしくて、そんなによくなかった。
あと好演してたのは黒木華!!
彼女も、すごくいいバランスの女子を造形してた。
というわけで、黒木華と菅田将暉の好演を見れたということで観た意味あったかな。
まああと、映画も筋が通ってた。
思えば、写真って結局、家族写真が一番価値があるし、意味もあるし、面白いもんね。
東北の大震災で、はからずも写真の意味や価値があらわになった。
写真が残ってなければ、死んでしまった人の顔は、生きている知人や家族のみが知っている。
お父さんの写真が少ないのは、お父さんがいつもシャッターを切っていたから。。
写真がたくさん残っているのは、それだけ愛があったから。
写真には、家族愛がこもっている。

浅田家の写真家は、本当に家族に愛されて育って、家族が大好きだからこそ、卒業制作で家族を撮ろうと思ったのだろう。
それが彼にとって一番大切で意味のあるものだから。

だって田舎にいる高校生の時ならわかるのよ。
題材が家族になるのも。自分の世界のなかの多くをしめるから。

でも田舎から出てきて都会で2年程度頑張って、20歳そこらの年で、そこに行きつくというのは、本当に家族に愛されて育ったんだと思う。

そして家族写真を、ただの写真撮影じゃなくて、家族で一緒に楽しんでつくりあげた体験、楽しかった思い出も込みとするの、すごい発明だなと思った。
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