パレスチナ問題、シリアの問題、、など中東についてもっと知る。 [読書メモ]
- 作者: 山井 教雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/01/19
- メディア: 新書
知らないと恥をかく世界の大問題5どうする世界のリーダー?~新たな東西冷戦~ (角川SSC新書)
- 作者: 池上 彰
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
- 発売日: 2014/05/09
- メディア: 新書
- 新書というのは、その分野に詳しい人にとっては物足りないものだろうけど、まったくの無知な門外漢が入門的に概要を知るのにはとっても便利だ。
- まあ、すべてを鵜呑みにしたらいけないんだろうけどね。
- とくに池上さんの「知らないと恥をかく〜」シリーズは、大人として知らないでは済まされない世界の問題を一挙に把握するのに本当に便利。このシリーズ5では、ウクライナやシリアの問題についても説明されています。
- 漫画パレスチナ問題は、漫画にしては難しい。でも小学校高学年くらいだったら理解できるくらいに、噛み砕いて書いてくれてる。
- ユダヤ教、イスラム教、キリスト教にまつわる中東の歴史について、順を追って説明してくれる。
- ベニスの商人がユダヤ人差別的だというのは、言われるまで気づかなかったのでそうかあと思った。
- ユダヤ人は高利貸しなどの仕事をしているから嫌われたりしたというのは知ってたけど、土地の所有が許されず、キリスト教やイスラム教の信者が禁じられている金貸しの仕事などに就かざるを得ないという事情があったんだよね。
- ただ昔々、エジプトにてユダヤ人がうまくやれず追放されてしまったのは、ユダヤ教が一神教で、現人神としてのエジプト王の存在を受け入れられなかったからのようであり、宗教がストリクトだっていうことは、そういう意味で大変なんだなと改めて思った。
- 信仰心のうすい、または信仰心があっても一神教ではなく、ほかの神様に寛容な日本人は、「日本人はほとんど宗教がない」ということが、国際社会でうまくやっていくのにアドバンテージにもなってるんだなと改めて思った。
また西洋からは批判的に見られていた鎖国だって、そういうアドバンテージを保持する上での賢い戦略だったんだと思った。
ザビエルはインドにて、改宗に応じない人々を虐殺したらしく、日本だってその二の舞になっていなかったとはいえない。
十字軍だって、宗教を盾にとってるけど、ただの侵略だし。
アングロサクソンの本質って侵略なのだろうか、と思えてしまうくらい、イギリスは中東において汚いことをしてきている。
いまや世界のリーダーはアメリカで、アメリカのやり方は色々と批判の槍玉に上がるけど、圧倒的にパワフルでありながらも、まだ陽気でお間抜けって感じのチャーミングな側面があるアメリカに比べて、イギリスってお高く止まってて油断も隙もないのだろうか・・・と改めてイギリスについて知りたいと思った。
中国についてはこれから読むところ。
しかし新聞をもっとしっかり読みたいね、日本語メディア、英字メディア両方をチェックしたい。
BBCのニュースアプリで毎日見出しと、気になった1記事くらいは読むように頑張ろう。
そして中東についてはもっと知りたいね。
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