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千と千尋の神隠しの感想 [映画メモ]

なんと!初めてちゃんと観た。
岡田斗司夫のYouTube解説を観て、へえ今度機会があったら観てみようかなぁと思ってたらちょうどよくテレビでやるというので、とってもベストタイミングだったんだけど、なんでこんなに人気になったんだろね?という感想。

たしかにワクワク感はあるのかもしれんよ?
お父さんとお母さんは豚にされちゃうから、どうなるの?とか。
千尋は元の世界に戻れるの?
ハクって何者?
ハク、死んじゃうの?とか。
銭婆をドキドキしながら訪ねていく過程とか。

なんかこう、オズの魔法使いとか不思議な国のアリスみたいな冒険譚な雰囲気はあるかもね?

あとはなんだろ?
ハクがわかりやすいヒーローキャラで受けたのかな?
ちょうどTwitterで、ジョングクが小学一年生の時にハクがイケメンで龍になれるから、カッコいい!!大きくなったらハクみたいになるんだ!と思っていたというインタビュー映像が流れてきたんだけど、そういう感じで子供の心を掴むわかりやすいカッコよさがあったのかなあ。

でも、いいのジョングク?あのハクのおかっぱの髪型は無視できるの?と私は思ったけど、同時に韓国の子どもから見ても、ハクはかっこよく見えるのね、と思うとなんとなく嬉しいような気も。

あと岡田斗司夫の解説による、実はハクは、千尋を水難事故から救ったけど代わりに死んでしまったお兄さん説を唱えていて、興味を持って観たんだけど、ちょっと無理あるなという結論。

実際ジブリの公式Twitterアカウントも、ハクは千尋が溺れそうになった川の神様だと言ってるし、アニメの中でもそう言ってるしね。

普通に川の神様だと思ったわ。
ただその川がマンション建設のために埋め立てられて、それで気づいたらこの湯屋のある世界にハクは意識を失い突然放り出された?としても、なんで魔法使いの弟子になろうとしたのかは語られずよくわからんよね。

それに銭婆が魔法は役に立たない、実際にみんなで手を動かして紡いだものこそ意味がある、みたいな感じで、坊と銭婆とカオナシとで紡いだ糸で作った髪留めを御守りとして千尋にくれるんだけどさ、、なんとなくわかるよ、多分仕事の価値観みたいなことだと思うのよ。

デジタル化とかで薄っぺらく大量生産されたものよりも、苦労して真心込めてみんなで愛情こめて作り上げたその経験とか仕事に価値がある、的な価値観をこめてるんだと思う。

が、髪留めかー、、なんか弱いなと思った。
たしかに昔だったら、カンザシとか櫛とかって、身につけてるものをあげる、とかで、なんかそれなりに心のこもった贈り物だと思うけど、ゴムでしょ??という。。

元の世界に戻った時に一瞬キラリと光るのは、髪留めだけが千尋が異世界に行ってた証だからとのことなんだけど、、。
うーん、たしかに誰も気づかないような、あまりにも些細なものすぎるところがいいのか。
これがなんか価値のありそうな水晶とかで出来てそうな髪留めだと、あんた、それどこでどうしたの?と母親とかに気付かれそうだし。

でもなあ、と私は思った。
あも神隠しといいつつも、あまり本来の神隠しっぽくないところが少し不満かな。

神隠しって、やっぱり異世界に行ってる間に、家族やらがあの子が消えた!!!って騒いでこその概念だと思うんだけど、この作品では、騒ぐ側の視点が入ってなくて、家族3人で異世界に行ってるし、なんか誰目線で神隠しっておっしゃってますかね、な感じがあるかなぁ。

でも岡田斗司夫いうところの銀河鉄道の夜のオマージュというのはたしかに感じられた。


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