SSブログ

Quoraがブンガクだ! [気になるもの]

何か知りたい回答があったので、登録しないと回答を読めないので、まあいいやとなんだかよくわからないまま「Quora」という媒体に登録した。


ただもうその回答が読めたので、もう用はない、退会しようと思ったんだが、気になる質問を表題にしたメールがよく届くので、ついつい見にいってしまう。

そして回答のクオリティが高いことに気づいた。いや実に面白い。

特に今日読んだ2つは文学を感じた。


ところでQuoraってなんなん?と調べたら、実名制中高年向けSNSみたい?




アスキーで2019年に取り上げられているし、それなりに評価が高い媒体みたいだ。


そういえば昔、ヤフー知恵袋とかにハマったことがあった。知恵袋の他人の恋愛相談とか家庭の相談に対する人々の回答はとても面白かったもんだ。

でも、釣りが増えたのか、受け狙いの回答を見ることも増えたせいか、あんまり見てないな。

最近は「凍った卵は食べられるか」「ナスは生で食べられるか」みたいな、実用的な調べものばっかり参照している。


さて文学を感じた2つの回答を以下に引用したい。

東南アジア、ノマド生活、ほぼ不労所得生活を通じて、私も不労所得で悠々と生きる人々やヤクザを見てきて、私自身思うところがたくさんあったせいか、この人たちの答え、なんか人生の哀愁を感じるし、真理も感じるしとてもいいなと思った。


実は似たような人生を送っている人が、この社会には割とたくさんおりまして。

要は、月の不労収入が20-30万円くらいあり。贅沢しなければ生活費に困ることはなく、さりとて特に特殊な技能や資格があるわけでもなく。

かと言って、ホンモノのアッパー層の社会からは下の下に位置するので、そっちの優雅で煌びやかな生活とは無縁で。

見栄もなく。慎ましく社会の片隅で、ストレスにならない程度のアルバイトをしたりしなかったりで生活しています。


ほんの少し縁があって、そういう人たちを何人か知りましたが。

やはり、1番の問題は「情報と人脈から切り離されてしまいがち」というところでしょうか。

彼らの生活は、孤独なんですね。


同じ年間数百万円程度の庶民的な収入を得ている人でも。会社で働いたり、フリーランスで働いたり、自分の店を苦労して切り盛りしたり。そういう人は良くも悪くも、人間関係の複雑な網の中にいます。

それは往々にしてストレスと気苦労の原因ではあるのですが。しかし、一方ではある程度の運命共同体であり、そこそこ利害が一致しており。

間違えたり道を踏み外そうとするなら、寄ってたかって止めたりするんですね。挑戦の足を引っ張ったりしますけど。


ところが、不労所得組には、そういう人間関係はありません。気楽で自由なのは本当に羨ましいですよね。

しかし。

同時に、情報がなかなか入ってこないのです。

情報というのは、入れる側にも利害関係があり。利益共同体だから情報を流すのであって。他人に価値のある情報をタダで流す人はいないのです。


結果。

酷い不動産を掴まされてケツの毛までむしられかけているとか、婚活詐欺から変なマルチの商品買わされたりとか。

そういう被害者になりやすい、という傾向は如実にあると思います。

アレはどうとかアレはヤバいとか、彼らには誰も教えてくれないんですね。なので、何かの拍子に変なのに引っかかるんですね。なんでしょうねあれは。

個人的に言えるのはそのくらいですね。

それさえなければ、いい人生で羨ましいと思いますね。それさえなければ。



もう20年くらい前になりますが、私は新宿の歌舞伎町で裏カジノのディーラーとして働いていました。

その頃は本当に毎日スリリングでした。

風林会館ってビルがあったのですが、そこで銃でヤクザが撃たれたとかもありました。

また別の時では職質に来た警察をヤクザが囲んで『今日の所はお前らは帰れ』と警察を追い払ったりしてました。

もちろん私のお客さんや店の関係者もヤクザが多かったです。

その頃の歌舞伎町はいつもピリッとした空気を持っていました。

あの頃も今と変わらず客引きのにーちゃん達はいましたが、こちらに声を掛けようと来ても、顔を見てほんの少し会釈をすれば向こうも会釈で返し声を掛けてくることはありませんでした。

万が一、声を掛けてきても『大丈夫』と言えば2度声を掛けてくる事はなかったです。

しつこく2度声を掛ければそれはもう喧嘩を売っているのと同じでした。

そういった暗黙のルールがありました。

なので下手な喧嘩は見ませんし、下手に騒げばヤクザが駆けつけてそのまま両方ともどこかに連れて行っていました。

それから月日は経って。

石原さんが都知事になり歌舞伎町はすっかり浄化されました。

沢山のヤクザが姿を消しました。

少しの中国マフィアは残りました。

久しぶりに行った歌舞伎町は大学生達が楽しそうに歩いている街になっていました。

あの風林会館が待ち合わせスポットになっていました。

客引きが声を掛けてきて、『大丈夫』と言っても「そんな事言わないでよ」って言われました。

『そんな事言わないでよ』?となり、それについては軽くシメておきました。

ヤクザが居なくなり現れたのはただの田舎のチンピラ崩れか、ホスト崩れです。

誰が同業者か見分ける目も持っていません。

2回歌舞伎町に行って2回路上でシメました。

それ以来、もう行っていません。

ヤクザが居た頃はそこにはそこの世界がありました。そこでしか生きられない人達が必死に生きていました。

今は弱い者が更に弱い者で食っているただの繁華街になりました。

ヤクザがいる事で一定の秩序が保たられるという事もあると思います。




ーーー


ちなみに私個人としては完全に同意するわけではない。

ファイヤーを目指したい気持ちもあるし、ヤクザだって弱い者を食い物にしている、その食物連鎖の最たるものに思う部分もあるけど、でもこの人たちの言っていることにも本当に真理があるよね。

特に最低限暮らせるだけの不労所得はあるので働いてない人のケースね。

結局孤独だから、そういう人を利用したいという意図で漬け込んでくる人の相手をしてしまい、変なことになる。

東南アジアあるあるよね。


まあそういうおじさん同士が友達になって仲良くやっていればそれもいいんだけど、結局年金暮らしみたいな感じになってしまって、まだ若い人にはつまらない暮らしじゃない?だし、結局は、数年はそういう生活もいいかもしれないけど、不労所得をもとでに、何か自分の好きなビジネスを始めて、それを工夫して育てていく方が楽しいよって話だと思う。


そう、俺もそれを目指してるんだなー。

会社員って、信用を得たり、友達を得たり、情報を得たりするにはとてもいいところだ。

今、会社員に戻ってそう思う。

でも、その心の余裕を持ち続けらるか、巻き取られるか。

ともすれば、その余裕を持てなくなりがち。

会社は社交場と、社会貢献の場として、定期収入の場として、自分のビジネスはやっぱり本業、というような感じでうまく育てていく、うまくバランスとっていけたらいいな!

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Free xml sitemap generator