10年連続赤字で負債10臆の旅館と自分がかぶった。 [気になるもの]
人生が好転しているようには感じない。
その点において、崖っぷち、倒産寸前の企業と同じ感じがする自分。
10年連続赤字で負債10臆の老舗旅館を再生した若おかみの話をテレビで見たのだが、ゾッとした。
義母がおかみだったのだが、その経営実態は義母しか知らず、旅館を継ぐ気もなかった息子とその嫁。
ある日突然、義母に打ち明けられ、蓋を開けたら10臆の借金。
継ぐ気はなかったが、負債を相続してしまっている以上、再生に乗り出す。
そこで気づくのだ。
週末は満室で、お客の入りが悪いわけではないのに10年もずっと赤字の理由に。
やたら数が多い従業員数。さらに収入を得ようとするばかりに、大幅値下げした安い宿泊料。
経営すればするほど赤字額が膨らんでいく負のスパイラル。
ぞーっとしたのは、「どうしていいかわからない」から「現状維持」して赤字経営を10年も続け、負債を10臆円にまで膨らませてきたことだ。ホラーである。
いざとなったら売ればいいと思っていた旅館の査定価格はなんと1万円。
しかも負債ごとではなく、負債は手元にのこる。
でも、私という人間もそうなのかもしれないと思った。
稼ぎの話ではなく、人生を豊かにしていくという人生計画、人生運営の意味では、もう10年くらい赤字経営を続けているような気がしてきた。
赤字経営なことに何となく気づいてはいるのだが、どうしていいかわからないから、まともに向き合わず、どんどん負債を膨らませ続けてきて、年老いて、人生やり直せなくて、取り返しがつかなくなっていく自分のイメージ。
現状というのが、赤字経営の場合、現状維持=衰退であり、どんどん手遅れになり、負債が膨らんでいく状態なのである。
ぞっとする。
だめだよなー。
うまくいってない、なんでかわからない。
だとしても、仮説を立てて、検証して、どんどん策を立てていかないと。
誰かに相談しないと。
もしくは、いよいよどうにもならなくなるまで引っ張らないで、清算しないとだよな。。
と己のこととして、戒めを感じました。
もちろん、経済状態もまあ普通だし、健康状態も通常程度の加齢による劣化レベルだし、すごく太ってしまったとかそういうんでもない。
それでも、人生がドンづまっていっているのは感じる。
喪われていく若さのスピードに、人生が豊かになっていくスピードがついていっていないからだ。
稼ぎや地位だけじゃなくて、社会的役割、精神的豊かさ、などなどいいスパイラルには乗ってない気がする。
頑張ってほしい、そう自分にいってみるも、そんな情緒的なことはどうでもよくって、具体的な作戦と行動だよなあ。
何も具体的に行動を起こさずに、がんばって!と自分に言ってみたところで何も事態は好転しないのだ。
自分に同情している暇があったら、手数を増やせ。
情報収集量を増やし、人への相談を増やし、とにかく色々これかもしれない、と思うことを、やってみるのだ。
しかも、あさっての方向に走るのではなく、ある程度の量と継続が必要だから、ちゃんと有効な方法にあたりをつける必要はある。
とはいえ、よくわからない時には、立ち止まってしまうよりかは、魂を信じて何かしたほうがよい。
魂が反応することを選択すること。
どんなに世間的に正しいとされることだって、どんどん魂が死んでいく気がするなら、それは自分にとっての正しい道ではないのだから。
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