SWITCHで管原小春氏の対談を見る。 [美術メモ]
NHKの番組、SWITCHでダンサーの管原小春さんを知る。
ダンサーといえば、ジョンテがすごいと思った記憶があったけど、日本人ダンサーも世界に通用する魅力の人がいるんだなー。
なんかちょっと感慨深いですね。
ボーイッシュな魅力な日系人といえば、アンジェリーナ・ジョリーの元恋人で有名な日系人のジェニー・スミスがいたりして、何気に東洋的な格好よさというのは世界に通用するわけですが、、、それでいうとまずは韓国スターもそうか。
彼らのセクシーさというのは、西洋世界にもわかりやすい。
で、SHINEEのテミンという人、多分有名な韓流スターなんだと思う(私はよく知らなかったけど)が、
管原小春さんに振り付けを頼んだということなんだけど、すごいよくわかってらっしゃると思った。
というのも、ものすごくドンピシャじゃない?
女性らしい魅力もある男性と、男性らしい魅力もある女性、東洋的で中性的な二人のテイストはものすごくマッチしていて、もともとコンビかな?って思うくらいに本当に絶妙。
さて彼女のダンスを見ていて、ジョンテと同様に、女性美と男性美を両方とも表現できるダンサーって、表現の幅が広くてより魅力的だなとつくづく思いました。
しなやかさと、ダイナミズムと、クールさと、可愛らしさと、いろんな魅力を詰め込むので、見ていて飽きないというか。
あと、やはりダンサーというのは、身体を魅せるものだから、フィジカルそのものが美しいということはやっぱりアドバンテージだなとつくづく思いました。
顔ももちろん美しいにこしたことはないけど、まずバランスの良いスタイルね。
これはもう持って生まれたものだから仕方ないけど、ジョンテにしてもマイケルジャクソンにしても、アムロちゃんにしても見栄えがするスタイルをしてるんだよなー。
でもって、今まではどこか「日本人離れした黒人的なリズム感」には準日本人は勝てないっていう印象があったけど、小春さんの場合は黒さは感じさせないけど、東洋的な魅力を世界に押し出すことに全く持って成功していて、それが黒人的なリズム感に負けてないのはすごいことだと思った。
彼女が高校生の時のダンス選手権かなんかに出ている映像を見ていたら、その当時からダンスはキレがあって上手だけど、ダンスサークルにありがちなミニスカートとか履いていて、それが大柄な彼女には全然似合ってなかった。
それが今、彼女は自分の売り出し方をすごく心得て、世界を魅了している。
その新鮮な魅力ゆえに、彼女が受けている側面も大きいと思う。
というのも、今までこういう切り口の魅力の打ち出し方をしているダンサーはあまり見たことがないから。
中性的な魅力の女優さんとかはいるけど、こんな風に踊れるわけじゃない。
そして彼女の場合は、女性性も否定していないところがまたいい。
ダンサーというのは、意外とスタイルに縛られているイメージがあった。
いわゆるダンサーファッションみたいなものを追随しているダンサーの人がいかにも多いし。
彼女の場合は、そこから出て、彼女独自のスタイルを堂々と披露したところがすごいんだろうなと、それは渡辺直美に通じるところがあり、そういう日本人女性がたくさん出てくるのは素敵なことだなとなかなかに心が動かされました。
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