あまちゃんと関東大震災。

思えば、ここんとこのあまちゃんは、ピークでしたね。

震災が描かれることは予期していたものの、まさか9/1の関東大震災のあった防災の日に合わせてくるとは思ってなかった。

まあ逆に言えば、まだまだみんなの心にトラウマを残しているといってよい東日本大震災についても、「防災を忘れるな」の文脈であれば語ってよし、という判断だったのかもしれないなと思った。

にしても、まだまだ震災を思い出すと余裕で不安定に涙腺はボロボロになるし胸はザワザワするし、不安定になるわよねー。

月曜のあまちゃんは、昔の紅白歌合戦なみに、トイレ行って構えて家族で見る感じじゃなかっただろうか。

ゆいちゃん死んじゃうのーーー？？　ていう盛大なあおりもあったしね。 

結果的には、震災の描写はずいぶん抑えていたと思うわ。

模型を使って表現したりね。

登場人物が誰も死なないとかね。

津波の直接的な描写は抑えて、せいぜい客観性を保てるレベルの東京の様子を多くして、

あとはすぐに復興の様子にしたのも配慮があったと思うわ。

でもやっぱり地震後数日で復旧させた鉄道に、みんなが手を振る描写とかはね、、、、泣けちゃいましたね。

あと杉本哲太と荒川良々とストーブさんのお風呂入れてない感じの髭面とかね・・・・。

私は関東の人だからまあこんなもんだけど、東北の人にとっては、まさか安心して見られるのが信条のNHKの連ドラで朝からこんなに迫ってこられるのは結構たいへんだと思うけど、逆に連ドラとして攻めているし、それでいてさすがクドカンで絶妙に上手な描き方をしていると思いました。

やっぱり東北を描く以上、震災を描くのは逃れられないことで、けれども「それ以前」と「それ以後」がもっとも重要なのよね。

「それ以後」と「これから」をどう描くのか、どう結ぶのか、とっても楽しみだ。今でもあまちゃんは十分神ドラマだけど、終わり方によっては、ものすごい伝説になるんだろうな。

なんか今から、キャーキャー思うだろう自分が想像できるなあ、と思いながら最終回の日を調べたら9/28。

くしくも私が留学に向けて日本を発つ日。ぎりぎり放映を見てから家を出られる・・・なんかすでに神。

だって、この日出発にしたのは本当に偶然だから。下手したら最後の数日間だけ見られないとかいう超消化不良もありえたのに。

あまちゃんに見送られて門出か。