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映画 日本独立 感想 [映画メモ]

まぁまあ。

白洲次郎に浅野忠信、吉田茂に小林薫、白洲正子に宮崎りえ。

一時期、かなり好きだった俳優さん達だ。

すごく輝いてた時期があった人たち。

それはそうと!

白洲次郎と白洲正子の配役が気に入らず、じゃあ誰なら気にいるんだろうかとそればかり考えてしまい結論が出た。

白洲次郎役、最初はうーん、、と思ったけど、案外浅野忠信で良かったかもしれん、と思った。

ある種、堂々たる凄みがある人じゃないといけないし、かといって型にハマらない飄々とした雰囲気も必要で西洋人に負けない風貌の人が良いが、かといって西洋的容貌ではない方がよい。

その点、浅野忠信は、クオーターならではの人とは少し違う雰囲気がありつつも、あくまでアジアンであり、それでいてそこらのローカル日本人とは違うものもほのかに漂わせる感じがよい。

ディーンフジオカとかもいいか、とも思う。

でもディーンフジオカに分厚い凄みが出せるのかはちょっと不安かも。

であれば、孤狼の血2での凄み評判の鈴木亮平もいいかも。

でもまあ、終わってみて、浅野忠信は良かった。

やっぱり洗練されていて人好きがして、でも何考えているかわからないような、人より上手のような雰囲気は、浅野忠信、よかったね。

風貌だけなら、吉田栄作もありだな。

演技はよくわからんけど、西洋的容貌でさないけど、西洋に押し負けないし、NY行っちゃってたような、そういう感覚もハマると思う。

で、一番の違和感は宮沢りえだ。

白洲正子は、次郎より8歳位若かったわけだし、次郎にとっては可愛い女房的な横顔があるのはあってよいと思うんだけど、少しそういう側面ばかりでなんか違う。

多少はタバコ吸ったり、能をやったり、次郎に意見してみたり、な側面の描写はあるんだが、、やっぱり白洲雅子といえば、才気、センス、自由な精神のようなもの全身から滲みだし、それが容貌の印象を上回るような女優さんに演じてもらいたい。

それに可愛らしい要望というより、キリリとして面長でないと!!

となると誰じゃろう、、と一生懸命考えて思いいたったのは、寺島しのぶ。

美しいけど、美しすぎない。

品の良さ、育ちの良さがありつつ、精神の自由さや濡れ場も辞さない覚悟みたいな強さがある。

内面の魅力が、容貌の魅力を凌駕する感じ。

ただ本当は終戦時、正子は35歳位だったはず。

そう思うと、もう一回り若い人で誰かいないかなあ、、と思って考えついたのは、やっぱり満島ひかりかなぁ。

ちょっとエキセントリックが過ぎる気もするし、美しいさが前面に立ち過ぎる気もするけど、彼女は演技力が高いからカメレオン的に正子もやれる気がする。

あとは太田莉菜あたりか。

彼女は芸能活動今してるのかわからないが、ベタなテイストがなく、クールな風貌でよい、ハマるだろうな。

やっぱり白洲正子といえば、

バッファロー66の頃のクロエセベニー的な存在感なわけで、ファッションセンスと感性で先行しているファッションアイコンや知性や自由さの煌めきで目立つ存在であり、決して容貌の美しさとか女性的魅力、あざとさが魅力の先に立たないようなテイストの人がいい。

となると、モックンと内田也哉子夫妻に演じてもらうのも良かったかも。

今って日本でセヴェニー的な人って誰なんだろ。

またはそういうハイセンスカップルみたいな存在。。

あ、でも一人、この人もありかと思いついたのは菅原小春。

彼女はかなりいいな。

美しいんだけど、キリッとしてて従来のベタな女性的な感じや安っぽさがないのが良い。

以上、キリがないのでこの辺でやめよう。


ちなみに映画の感想は・・・

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まあどこまで鵜呑みにしていいかわからん。
史実に基づいているのは確かで、マッカーサーがアメリカやドイツが精神年齢45歳だとしたら、日本は12歳、と言ったというのも本当のことらしい。
だけど、歴史の拾いたい点だけを繋いで線にして見せるときに、どの点を拾うかによって見え方や解釈が大きく変わることもあるだろうから、鵜呑みにはできないけど、この映画の監督は少なくもこのように見ているし、このように見ている人も一定数少なからずいるのだろうということは勉強になった。
つまり、日本はとにかく独立の体裁を保つために、そして国民の精神的な支柱である天皇の威厳を守るために、武力をもたない、という憲法の条項を飲むしかなかったと。
そして、とにかく独立さえすれば、いつか憲法は変えられる可能性がある、でもそれは生易しいことではない、という意見とか、独立国とはいいながら完全にアメリカの属国みたいな条件から逃れられないとか、色々意見はあったけど、でもとにかく戦争に負けた以上、日本は抗う術がなく、「じゃあ天皇が極刑になってもいいんだな」というようなことを持ち出されたら最後、飲むしかない。
そういう話。
先日見た「日本の一番長い日」が終戦までの話としたら、こちらは終戦から独立までの話。

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