進撃の巨人、138話読了。 [読書メモ]
日本では今日発売日らしいので、今夜になればYoutubeに誰かがあげているのを読めるだろう・・と思っていたら案の定、あげてくださっている人がいたので読んでしまった、すみません。
金を払わずに発売日その日に読めてしまうという、、すみません。
いやあ、なるほどそう来たか、いいね、良かったよ。
というのは、ミカサがエレンをぶっ殺す、というところ。
ただではおとなしく止まらないというか、肉体が滅ぼされたとしても意志がある限り、あらゆる手段で復活するだろうし、ユミルに殺戮を続けさせるだろうエレン。
なので説得され納得しない限り、首をはねられただけでは終わらないと思ってたけど。
ただ確かに本心は止めて欲しがっているようなところもあり、ミカサに殺されたら本望だろう。
ミカサに肉体的に殺されることは、説得され納得するに足るようなインパクトがあるので、確かにミカサに殺されたのなら黙るかも。
リヴァイ、アルミン、ミカサ、だけど、最後はミカサってのが、すごくいい。
そこは予想してなかったけど、なるほどミカサが一番いいと思った。
ただ結局やっぱり、最後のところはユミルの意志だと思う。
それが、最終回。
楽しみだ。
ただ匂わせるものとしては、最後のコマでは、ミカサがエレンの首を跳ねた背後に、すっきり微笑むユミルが佇んでいるのだ。
なんでユミル、幸せそうなの?
気になる!
王の命令に従って、2000年間奴隷のように巨人を作り続けていたユミルも、本当は誰かが止めに来てくれるのを待っていた。エレンが止めに来てくれて嬉しかった。
エレンも本当は誰かに止めて欲しかった。止めに来てくれるのを待っていた。
そんなエレンに対しても、ミカサが止めに来てくれた。
だからユミルも嬉しいのってこと?
さて大筋で感想はその2つ。
・ミカサがエレンをぶっ殺すっていいね!
・結局ユミルだけど、どうなわけ?
というね。
ただ他にもいろいろと思うところはあるわけで・・
・ミカサがキスしてるのが、エレンの生首っていうのがいいね!
さすがの諌山先生のセンスだなと思うわけ。そうそう生易しくないというか。そういうイメージ好きでしょうねえという感じがする。
・ミカサがエレンからの甘い記憶操作に乗らないところがいいね!
ミカサは乙女なところもあるけど、そんなに甘っちょろい女じゃない。愛する男でも、間違っているなら、腹を決めて自らの手で殺す。そういう諌山先生の人物造形がいいなと思う。
・で、なんで、いってらっしゃい、なの?
ここがポイントでもしかしてアッカーマンには、まだ本作中で明かされてない特殊能力があって、人をタイムリープさせることができるとか、なんかがあるのだろう。
だからミカサには、ここでエレンを殺せば、エレンはどこからの地点からかやり直せることを知っている?
「またここから始めないといけないのか」というセリフをミカサは過去なんどか言っているので、実は以前にもタイムリープさせていたことがある?それとも、どこかでエレンに話を聞かされて、エレンが過去の進撃の巨人たちの記憶を見にいって影響を与えることができる話を聞いてたから・・といっても、死んでしまったら無理だろうから、やっぱりミカサの知られざるアッカーマンの力ではないだろうか。
・エレンは口の中にいるってなんでミカサは分かったの?
ちなみにあのパラレルワールドみたいなのは、起こらなかったもう一つの未来ともいえて、それによると、ミカサがエレン説得に成功して、二人だけで逃げたっていう話になっているんだけど、私はエレンによる記憶操作だと仮定した。でも、もしかしたらミカサによるタイムリープ能力の成せる技なのかもしれないし、全部ミカサの脳内妄想からの結末予想(ああもうエレンと二人きりで今すぐここから逃げ出したい・・・でも逃げたとしてどうなる?結局、何も解決しない)?とも思えたけど、直後ミカサが「エレンは口の中にいる」と分かったことや、妄想内でエレンが「忘れてくれよ」と言ってることから、あのいつもの座標に突然呼ばれて語りかけられる系の、つながる能力で、エレンが瞬間的にミカサに見せたイメージとメッセージと思われる。または記憶操作しようと試みたけど、アッカーマンだから記憶操作が効かなかったのか、それとも強制的ではなくて、自由意志に任せようとしたのか。
ちなみにミカサの妄想だったら悲しいけど、おそらくはエレンによる記憶操作だと思うと、ミカサに最後の優しさを見せたともいえる。
そしてもしかして頭痛は、記憶操作されても、アッカーマンだから効かない、そのへんで起きるのか。
それともタイムリープの前兆で起きるのか。というか、もう耐えられない・・と思うと、頭痛が起きて、やり直したいところにタイムリープしてやり直しができちゃう人種なのか。
そういえばアッカーマンは、道的なものにつながっていて、危機に陥ると、戦い方が手に取るようにわかるという話があった。ので、危機に陥ると、やっぱり誰かの記憶が見えたりするんだろうか。
ちなみに私がエレンによる記憶操作だと仮定したのは、パラレルワールド的妄想の最後の一コマでは、エレンの顔が始祖の巨人化した跡のある顔になっていたから。なので、ミカサによる勝手な妄想ではなくて、エレンがミカサに意図的に見せていたイメージなのではないかと思った。
・巨人化された人たちはもとに戻る?
ユミルマジックが溶けたら、巨人は全部、砂のように消えるか、もしくは元の人間の姿に戻れるのか、どちらでしょうか?
最終回近くなり、「~と見せかけて」みたいなのが多くなってきている気がするので、(たとえばジークが死んで地ならしが止まったと見せかけて~、ミカサとエレンが二人っきり逃げ出したと見せかけて~)、ここも、全員巨人になって、ジャンもコニーもガビも~と思わせといて、もとに戻ると見たね。
エルヴィンやジーク、エレンは、殺しまくっといて業が深すぎるので、死んでもらわないといけないけど、コニーとかジャン、ガビとかはそうでもないので、戦争の悲惨さを分かっている平和を築く人材として残るとみてる。
最終話楽しみだけど、ミカサがエレンの首を落として、生首にキス、という流れ、気に入ってるし、最後に甘い夢を見させてくれて、私は幸せ、満足。
ただ、あんなスプラッタな凄惨な人類大虐殺進行中の中で、二人きりで静かに暮らす的な甘い夢は、絶対に甘っちょろい白昼夢、死を目前にした走馬灯のようなものでしかないことが、あからさまにわかるので、読み進むのがきつかったな。こんなに緊張して、正座して読みそうなくらいの心持ちで漫画を読むのは初めてかもな。
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