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私の中の坂口恭平的なもの。まだまだ続く恭平ブーム。 [読書メモ]


徘徊タクシー

徘徊タクシー

  • 作者: 坂口 恭平
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/07/31
  • メディア: 単行本





ゼロから始める都市型狩猟採集生活

ゼロから始める都市型狩猟採集生活

  • 作者: 坂口 恭平
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2010/08/04
  • メディア: 単行本


まだまだ続く私の中の坂口恭平ブーム。

2冊も読んでしまった。


あまり坂口恭平にのめりこむのは危険だ、まるで危険思想のようだ、真に受けてはいけない、エンタメとして距離を置いて楽しまなくてはいけない、という思いも10%くらいは頭に残しつつ、90%くらいは、鉄は熱いうちに打てというか、この熱狂に乗っていこう!間違っていないと思っている私がいる。


たまたま人生のタイミングもあるけど、今まで自分が感じてきたことにすっと馴染む、体感として信じられる部分、つまり体質的にあう部分が大きいと思う。


彼の躁鬱大学に記載があるように、躁うつ病の操縦方法を神田橋語録からインスピレーションを得て彼なりにまとめた一環で、とにかく「窮屈にならないように、自分で自分が一番のびのびハッピーに暮らせていた小4の時の生活リズムや生活ルールで、本心からやりたいことだけやりたい順番でやって、生活する」ことで、躁鬱の波が激しくなって、家族に多大な迷惑をかけたり、死にたくなったりすることを回避できるようになってきたとのこと。


そしてまた躁鬱を病気というよりも体質と捉えて、体質にあう人生を、という考え方。


「資質に合わない努力」はやめ、「きちんと」とか「ちゃんと」することをやめてみましょう。とにかくのびのびと好きに生きるのです。

「のびのびするためには、今までやったことのないことに色々と手を出してみて、あれもこれもちょっぴりかじるだけが良さそうです。そして合いそうなことだけをするようにしましょう」

どんどん違うことにトライしましょう。そのとき自分の体に合っているものはすぐにわかります。何か音が響くように感じ取れるからです。それはあなたが探そうとしているその「何か」に気づくための道しるべになります。ついつい非躁鬱人的言語の世界に生きてしまう、躁鬱人はこのように行き当たりばったりな行動しかできないことに悩んでしまうかもしれませんが、それなら非躁鬱人的言語の中からとっておきの言葉を選んでみることにしましょう。カンダバシの続きをさらに読んでみます。
「気分屋が基本気質ですから、気分屋的生き方をすると気分が安定するという法則を大切にしましょう」


気分屋を身に纏いながら好き勝手に思いつくままに、自分の関心領域を宇宙の端まで広げるのです。飽きたらやめればいいだけです。それはあなたには必要のないことなんです。しかし、それでも他のことをやるだけであなたの体は楽になりますからそれだけでもお得ってことです。カンダバシはヒントをくれます。
「コツはくだらないことを遊び半分でやることです。価値のないこと、無駄なことから始めましょう。そうすれば中途で止めてもガックリ来ません。価値あることをしてしまうと、しんどくなった時に途中でやめられなくなるから、損です。逆に無駄なことをどんどんやるのは、治療に役立つから無駄ではありません」


わたしが躁うつ病だというのではないけど、、やっぱりうつ状態になった人とか、死が頭をよぎったような人は、「のびのび生きる」とか「好きなことを好きなようにする」とかの対極にいることは間違いない。きちんと、ちゃんと、まじめに、一貫性をもって、意義のあることを、、なんて気にしてたら、のびのび好きに、なんてことにならない。


他人の評価軸にいつの間にかあわせてしまって、努力して、頑張りすぎて、いつの間にか心に無理が蓄積し、それが「きゅうくつ」感であり、うつになる引き金になるというのもわかる。


ま、そんなわけで、のびのび生きようぜと。

のびのび生きるために、会社員じゃのびのびできないならやめちゃおうぜと。

でも、あなたみたいに本や絵がガンガン売れる人は一握りで、会社辞めたら食っていけません、という話がかならず出てくるからこその「ゼロ円で生きられる」っていう話。

もちろんよ、段ボールハウスは、女性が住めるのかと言われれば防犯上無理だろう。

だが、地方の空き家を借りてすめばタダみたいなもので、結局なんとかなるのであろう。


私の中の坂口恭平に共鳴してしまう部分は、かなりあって中毒性が高いが、現実に落とし込んでうまくやる方法論は自分で考えて、自分でいい塩梅を見つけて実地に落とし込んでいく必要がある。

サバイバルスキル。まあ、でもこれは頭で考えてうまくいくもんでもなく、トライアンドエラーを繰り返して微調整していくもんだから、とにかくトライだ。

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