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凪のお暇 [気になるもの]


凪のお暇 1 (A.L.C. DX)

凪のお暇 1 (A.L.C. DX)

  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2017/06/16
  • メディア: Kindle版





凪のお暇 2 (A.L.C. DX)

凪のお暇 2 (A.L.C. DX)

  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2017/11/16
  • メディア: Kindle版





凪のお暇 3 (A.L.C. DX)

凪のお暇 3 (A.L.C. DX)

  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2018/01/16
  • メディア: Kindle版

なんか最近よくネット広告が出ていて、1巻目は無料で読めるキャンペーン中なので釣られてしまいました。

3巻目まで読んじゃった。


いやこれが結構面白い!


一見、見栄とか体裁とか、勝ち組基準でいられることばかり気にしている男女のカップルに見えて、

実際そういうところもありながらも、二人とも本心はぜんぜん違うところにあるのが面白い。


その恋愛が破局したことがきっかけで、今まで社会に順応しようと必死で空気を読んで周りに合わせてきたことで無理が祟った主人公は、会社もやめて引っ越しもして、全てを捨てて、新しい自分の基準を作って生きていこうとする。


だがいきなりそうしようとしても・・・という感じなので、自分にも「お暇中」を許し職安に通いながらも、ぼーっとつらつらと過ごす中、新しい男と会う。


今度の男は全く違うタイプで、心から好きなのだが、それはそれで問題もある。

というね、そして前の男もしつこく出没し続け、前の男の知られざるいい面も語られていく。


というわけで、それぞれの男が、いい面悪い面両方持っており、しかもそれがありきたりのステレオタイプの人物描写じゃないところがいいね!

しかもテンポも速く、描写が客観的でドライなのも良い。


面白いし、しかもでは女性はどうあるべきか?という本気の女性論みたいな物語でもある。

どういう男を選ぶべきか、とか、どうやったら恋愛がうまくいくか、という恋愛論的な部分ももちろんあるけれども、それよりも女性が自分を押し殺す方向ではなく、自分を活かし、自立して社会で活躍する最善の処し方とは?みたいな、社会的な問題というか。



逃げるは恥だが役に立つ、に通づるものがありますね。

あれも原作は漫画だものね。


ちゃんと現代社会の問題に向き合って、しかもエンターテイメント、ということがやれてる日本の漫画の文学性というか社会性というか、、さすがなかなかやりますですね。


やっぱり結婚はしといた方が何かと生きやすいかな・・というのがあると、やはり「モテ」というか「人に好かれること」を100パーセント捨てる訳にもいかず。

仕事の面だってそうですよね。

やはり安定した仕事をしていくには、会社で好かれ信頼を得ていかないといけない。

自分の我だけではダメで、ある程度人に合わせる部分も必要。


だけど、自分を全面的に押し殺すと家庭生活も社会生活も無理が祟る。

じゃあどうやるのが正解なの?


というね。

今までメンクイだったけど、ブサイクでも性格のいい男の魅力に気づいてハッピーエンド、とか、

灯台下暗しで、全く恋愛対象じゃなかった近場の男が実は自分の理解者と気づいてハッピーエンド、とか、

全てを捨てて旅に出たら、今までと全く違うタイプの男に出会ってハッピーエンド、とか、、、

そういうありがちじゃない結末を期待できそう。


続きと結末が気になるな。

まあでも予想としてはだね、最初に別れたモラハラ男と結局またくっつくんでしょうね。


そして、結論としては、「選んだ男が悪かった」ではなくて、「お互いに本音でコミュニケーションをしてなかったのが悪かった」「相手を変えるのではなくて、コミュニケーションの仕方を変えればうまくいく」という話になりそうですけどね。


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