なんか来い！！

最近は、狂騒的で逃避的であった。
いろいろな嫌なことから逃げ、しかし諸所では立ち向かい、しかしやはり圧倒的に逃げたまま。

第二の青い時代みたいといえば聞こえはいいが、要するにモラトリアムな日々だった。

だけど、自分がやりたいと思っていたことを結構やれて、まぁ充実。

大事なことから逃げて目をそむけながらも、遊びまくる。
久々にたらふく遊んで、ぐったり疲れて、わたしは満足。

ずっとずっと遊びたらなかったから、身体と頭といっぱい使って遊べて、まぁまぁ嬉しい。
こういう生活がもっと続けばいいのにと思える。
でもこんな大学生に戻ったみたいな生活、ずっと続けられるわけないってどっかでわかってる。

とはいえ遊ぶのが下手な私にとっては、改めて思い切り遊べるということがいかに大切か思い知らされる。

昨日は麻雀をしたのだが、そこで腹の底から愉快になるような言葉をもらった。

私はかなり負けていた。
その上、配牌も悲惨だった。

頑張って！

と言われ、

でもどこをどう頑張ったらいいか全くわからないんですぅ〜

的なことを返したら、

願うんだよ！
来い！って祈りながら牌をひくんだよ。

と。

でも何が来てほしいかもわからないくらい、ぐちゃぐちゃなんですけど。。

と返すと、

何か来い！！
でいいんだよ！

とこのと。

そっかー、と笑っちゃいました。
しかしそのアドバイス、実にすごいと思うんです。

私は今思い出しても、胸がすくような、心の底から愉快な気持ちになります。

まさに今の私の人生への指南の言葉たりえました。

何もかもが中途半端で、まさにぐちゃぐちゃな配牌状態の今。

どう頑張ったらいいのかインスピレーションが湧かず決めかねている今。

自分の内側を掘っても何も見つからないようなとき、何か来い！と、明日のチャンスに向かって他力本願に思いっきり期待しながら、でもそのぶん、新しいチャンスに思いっきり集中してかけていく、そして進んでいくの、ありじゃないか！

そのことに気づけました。

たかが麻雀。されど麻雀。
一生懸命遊んだら、人生のヒント得られました。

ちなみにそのアドバイスを貰って、私は素直にそっかーと思ったので、そのあと一生懸命に、ひいた牌に期待しました。

それが良かったのでしょう。
ダメな持駒にこだわるよりも、引いたコマに集、一瞬一瞬の機会にかけて臨機応変に手をつくっていったからか。

見事、そんなダメ配牌からあがることが出来、その後しばらく私の波は続いたのです。

麻雀が人生に似ていることはなんとなく気づいていましたが、ここまでとは。

私はもっと今日や明日、そこに来たチャンス、出会い、そういったものに目を開き、集中して乗っかっていくべきなのだ。

そのことで人生は進んでいくのだわ。

狙った手ではないかもしれないけど、欲しいコマが来ないなーと永遠に引きこもっていたら人生が終わる。

きっかけになる言葉をありがとうだった。

何か来い！！

今言ってみても、やっぱりスカッと愉快な気持ちになる。
チャンスは前髪だけ、だっけ？

明日に対して、人生に対して。
チャンスに、世の中に対して開かれた心構えをつくるのによい言葉。

よい経験ありがとう。
わたし、そろそろお家に帰らなきゃな！

という、家や学校の問題から逃げて逃げて逃げてきた家出少女がお家に帰る気になったような気分になりました。