SSブログ

私の2013年。 [生活雑感]

今年は私にとって正月はなかった。

すっ飛ばしてしまった。

代わりに世界を見て来た。

そして正月休みはなかったかのごとく、2013年の日常に突入。

だが心にぽっかりと穴。

言いようの無い喪失感。 

なぜだろうか。

というわけで、この喪失感とともに2013年は始まったと言ってよいだろう。

何を喪ったのか、私はよく解らなかったけど、、、、きっと夢かもしれない。

旅先で、ちょっと夢を失ったのかもしれない。 

ずっと確信に近づき続けてきた2012年の旅だったけど、2013年初っ端の旅は確信に満ちたものにはならなかった。

いや、でも確認作業にはなったわ。

利便性で選ぶな。

魂で選べ。

そういうことなのだろう。

いざとなるとひよるケースがある。

いよいよ出発が近くて、揺れ戻しが起きているのかも。

というわけで、私の2013年は、「もう行くしかない」だと思う。

新たな人生をスタートさせる年です。

さっき、サハラ砂漠を横断するレースに出ているエリート韓国女子が変わる姿を見た。

「いつも一番を追ってきた私が、ここでは常にビリというのがとても辛いの。」

そう言っていた彼女が、ビリながらもなんとか完走した時に、

「みんなが助けてくれたから、こうして完走できたの。」と言っていた。

その表情と言葉に、視聴者はみんな彼女が一皮むけたことを感じたと思う。

今まで彼女はおそらくエリート街道を走ってこれたのは自分の努力の成果で、ダメなやつは

努力しないからダメなのだと思っていたのではないか。

それが今回の経験で、自分のことだけしか考えていない人間だらけではないこと、

今までも人に助けられてきたこと、自分が努力が足りない怠け者だと思ってた人も実はそうでは

なかったかもしれないことに気付いたのではないだろうか。

もちろんそれに気付けたのは彼女の才能である。

彼女が素直な心の持ち主だから、気付けたのであろう。

そうでなければ、心の惹かれるままに過酷なレースにチャレンジすることもないし、

そこでいじけずに、人の助けを借りて素人ながらに頑張り抜いた。

言い訳をして腐るわけではなしに。

もう一人のオーストラリアのおじさんも気になるところだ。

彼は子供のことを思い出して、辛い道中も耐え抜くことができたと語っていたが。

まだ一皮むけていない。

彼が自分の挫折で腐って酒浸りになっている間に。

彼の妻がは、自閉症の子供と赤ん坊、腐った夫を抱えて、一人で頑張り抜いてきたこと。

それに気付かずに、彼は自分の辛さしか考えてこなかったこと。

彼はこれからの道中で、そのことに気付けるのだろうか。

それに気付けたらいいのにな。。。

今はまだ独りよがりの感動の中に彼はいる。

さあ、でも私も私の心の赴くチャレンジをするべきだ。

韓国女子にしてもオーストラリアおじさんにしても、彼らが一皮むけることが出来るとしたら、

それは彼らが自分の心が惹かれた、彼らがしたいチャレンジをしているからだ。

人に課されたチャレンジ、心の赴かないチャレンジでは、一皮剥けられない可能性がかなりあると思う。

もちろんとてもとても素直な人たちだったら、嫌々始めた何かからも、学びを得られたかもしれないけれど、

そうじゃなかったら、今の彼らがあるんじゃないかとも思うのだ。

でも、オーストラリアおじさんの妻の言葉は真実だ。

「サハラ砂漠横断より育児のほうがキツいと思うわ。そんなことより育児をしてほしいの。」

 永遠に続く逃げ場のない日常で、どれだけ人を助けられる逃げ出さない人間になれるか。

そのことのほうがよほど、一週間やそこらの大冒険をくぐりぬけることより、強い人間の証になるのである。

日常に還元できてこその旅。

日常に還元できてこその勉強。

日常に還元できてこその読書。

誇れる揺るがない生活基盤を構築すること。  


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Free xml sitemap generator