昨日という一日、名医は何人かの命を救い、牧師は何人かの魂を救った。あなたの昨日はどんな一日だったか。 [読書メモ]
あけましておめでとうございます。
標題は、買ったまま、何年も放置していた本からとりました。
その本とは、、、
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦1 「ブランド人になれ!」
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (1))
- 作者: トム ピーターズ
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2000/03
- メディア: 単行本
なぜ買ったのに、読めなかったかというと。
「見せ方」が大事だということ、広告に携るものとして頭では十分に理解していたし、
自分にもっともかけている部分だとわかってはいたものの。
結局のところ、当時の私の価値観にそぐわなかったのだろう。
つまり、「見せ方を工夫しないことでソンをしている」自分を意識しつつも、
「見せ方で勝負しない」自分を私は支持していたのだ。
それが、最近ようやく、そのこだわりを捨てられるようになってきた。
なぜか。
それはおそらく。
鏡に向かって生まれて初めて、しゃべってみたからだ。
愕然とした。
引いた。
すげー感じの悪い自分がいた。
びっくりした。
こんなにも、イヤーな感じの表情で自分がしゃべっていたとは!!
思った以上にダイレクトに、私のひねくれっぷりは、外見にあらわれていた。
自分だったら、こんな奴、大嫌いだ。
たぶんそれで、身にしみたのだと思う。
もちろん内面が腐ってるから、鏡の中のあたしが腐ってるとも言えるけど。
もうちょっと、なんとでもなる。
それでたぶん、気づけたんだと思う。
それだけではないかもしれない。
だって、今まで、鏡を見てしゃべってみようとしたことがなかったから。
しゃべってみたこと自体が、見せ方に気を払おうっていう気持ちが生まれてきた証拠なのだ。
とにかくそんな変化によってか、今までどうしても手に取る気になれなかった本を
すらすらと抵抗なく読むことができただけでなく、啓蒙されるに至った。
「昨日という一日、名医は何人かの命を救い、牧師は何人かの魂を救った。あなたの昨日はどんな一日だったか。」
「私はプロジェクトを愛している。そして、プロジェクトに向かっていくときには、いつも胸がしめつけられる。
そんな思いをしなくなったら、もう生きていたって仕方がない。」
「すげえ、と心の底から叫びたくなるまで、そこまでやるか、とひとに言われるまでプロジェクトを練り直す」
「落ち込んだときに自尊心を取り戻すこと、それ以上に緊急重要なプロジェクトはない」
「エクセレントでないことはすべてやめるか、エクセレントに変えることだ」
私にとって、わかっている価値観。
「マブイ車に乗れ」ってことだ。
そして私は、何として人に記憶されたいか。
そしたらやっぱり、「いい仕事をする奴だった」として覚えられたい。
幸せになりたい、愛されたい、かまわれたい。
でもそれよりさらに、いい仕事をするエクセレントな奴でありたい。
すっかり忘れてしまっているけど、私は仕事が大好きなのだ。
今年はエクセレントな仕事をすることをあきらめない年にしたい。
というわけで、「またかよ!」だけど、ブログ名を変えよう。
「マブい車に乗れ。」
ちなみにネタ元は、私がはじめてBRUTUSとリリー・フランキーに出会った2002年3月15日号ブルータス。
今、本棚から引っ張り出してきた。
もう9年も前なのね。
だからか、「マブい車に乗れ」というエッセイだと思い込んでいたけど、実際は、
「リリー・フランキーの「攻め」の車選び。」という標題のエッセイだった。
しかも「マブい車」という言葉は出てくるものの、「マブい車に乗れ」というフレーズは
出てこなかった。
あたしの頭の中で、2ページに渡るエッセイを、勝手に要約していたようだ。
ならよけいにいいじゃないか。
というわけで、2011年は、「マブい車に乗れ。」でお送りしたいと思います。
よろしくお願いします。
お久しぶりです。
イイですね!すっごく!
私も鏡を見たことはあっても、しゃべったことはなかったかも。
やってみようかな。なぜかちょっとだけ恥ずかしいけど。
新ブログときどき読みに来させてください。
新年早々、影響を受けました。
by オレンジ (2011-01-02 10:27)
オレンジさま
いらっしゃいませ!
ご来訪、ありがとうございます。
いっぱい書いたり、書かなかったり波がありますが、
どうぞ気が向いたとき、読みにきてくださいませ。
今年もよろしくお願いいたします。
ちなみにぜひ、鏡に向かってしゃべってみてくださいませ。
私の場合は衝撃でした。。。。
by flying-fly (2011-01-03 00:45)