バタフライ・エフェクト [映画メモ]
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
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バタフライ・エフェクト3 / 最後の選択 無修正版 [DVD]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
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知人の大絶賛により、見てみた映画。手違いで、最初に1のつもりで3を借りてしまったので、3を見てから1を見た。
2は見ていない。
しっかし。過去にその知人が気に入っているといっていた映画は、私から見ても一流の作品だったのだけど、
これは、B級だよなーってのが最初の感想。
たしかに、物語の構造、意外な結末などの面白さは、一流なんだけど、あまりにもドギツイ描写が、
文学じゃなくて娯楽ミステリー・・って感じ。
で、結局、見た後、得られた興味深い点は。アメリカにおけるステレオタイプってこういうのなんだーっていうところ。
たぶん、日本でオタクっていえば、紙袋とリュックっていうステレオタイプが存在していたりするんだけど、
アメリカではそうなのね、、みたいな。
主人公が過去を塗り替えようとするたびに、主人公やその幼馴染たちの社会的な階層が変わっているので、
それに応じて、服装や交友関係が変わっているのよね。
それがとても生々しかった。
社交クラブに入ってるセレブでイケイケチャラチャラ学生。
カンニングして、イジメを楽しむ。
勉強熱心な優等生は、地味カジュアル。
ルックスの地味な彼氏をもつ彼女は、性格のいい地味でまじめな学生。
末端生活的な、疲れた場末のウェイトレス。
それよりさらに荒んだ、末端売春婦。
別にウェイトレスや売春婦という職業が、末端であるという差別意識を持っているわけではないですよ。
だけど、この映画ははっきりとそう言っちゃっている。そういうところが超B級。
同じ女優や俳優が演じていなければ、その服装やメイクにそこまで目が向かなかったかもしれないが、
そこを変えることで歩む人生のチガイを表現してくる、なんとも残酷な描写だ。
そして、メイクや服装、髪型で、ここまで人は変わるのかと、ハッとした。
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