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ヘンリー ダーガー 「少女たちの戦いの物語—夢の楽園」展 [美術メモ]

原美術館に、ヘンリー ダーガー展を見にいってきました。

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

  • 作者: ジョン・M. マグレガー
  • 出版社/メーカー: 作品社
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 大型本


美術手帖 2007年 05月号 [雑誌]

美術手帖 2007年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2007/04/17
  • メディア: 雑誌

原美術館には、前から一度行ってみたくて仕方がなかったので、ヘンリー ダーガーは、
もちろん前々から興味はもっていたものの、ついで、といったかんじでみてきました。
客層は、20~30代が多くて、靉光展とは好対照をなしていました。

原美術館はうわさどおり素敵なところで、屋上に出られて気持ちよかった!
庭に面したオープンエアのレストランも天気がよかったため、最高なかんじでした。

ヘンリー ダーガーに関しては、、うっとりするような花と色使いの楽園描写に、、
私は影響を受けたいと思いました。
あとは、少女たちを助けてくれるという架空の生物たち。

ヘンリー ダーガーというと、「孤独な生涯」があげられますが、
家主であるネイサン ラーナー氏とは毎日、顔をあわせていたそうで、、、
年老いて足腰が立たなくなり一人暮らしがおぼつかなくなったときに、
ヘンリー ダーガーは、ラーナー氏に、「老人ホームを探して欲しい」と頼んだとのこと。
その後、老人ホームで息をひきとるまで、ラーナー氏は何回か彼を訪ねたとのこと。

確かに生育環境に恵まれたとは言いがたい彼ですが、
年老いた時に、
①毎日、顔をあわせて、時に天気の話をするような関係の人がいて
②いざというとき、「老人ホームを探して欲しい」と頼むことができて
③その老人ホームに訪ねてくれる人がいた

のは、よかったなあ、と思いました。
夫妻の家に年老いた身寄りのない独身者が間借り、という選択が、日本でも一般的になれば、
結構、程よい距離感で生活が営めるのではないかしら、なんて思いました。

まあ、「レンズが割れている眼鏡を半年以上かけていることもあった」なんていう記述も
見かけたので、それをほっとく、というのが、適切な距離感なのかは、微妙ですが。
でも、立ち入りすぎない適切な距離なんだろうなあ、やっぱりそのくらいが。

そういや私の従兄弟夫妻も、アメリカに転勤時、アメリカ人夫妻の家に間借りをしたそうで、お互いに夫妻だから
安心感があるし、英語も上達したと言っていました。


ヘンリー ダーガー 「少女たちの戦いの物語—夢の楽園」
会場: 原美術館
スケジュール: 2007年04月14日 ~ 2007年07月16日
住所: 〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
電話: 03-3445-0651



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