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家族をつくろう。 [生活雑感]

先日実家に帰って、上機嫌の父親にほろりとした。


演技でもないんだが、父親はもう長くないような気がした。


というのも、だんだん天使に近づいているというか、こんなふうに穏やかで無邪気で嬉しそうな父親は昔はみたことがなかった。


仏に近づいているのだ。


なんか依然と違う。


昨年夏に日本に帰ってから、そういう父親を時々見かけるようになった。


最初は、初めて兄弟の子供、わたしにとっての姪、父親にとっての孫と一緒にいる父親を見た時だ。


その時もこんなにリラックスして上機嫌な父親を見たのは初めてで、いやこれが孫パワーかと思った。


そして父親にはこういう顔をさせてあげたいなあと思った。


自分のしたいことをしてわがままに生きてきたというタイプではなく、たぶんいろんなストレスに耐えながらもお男とは、父親とは、、、て感じで真面目に生きてきたタイプだから。


やっぱり孫の顔を見せてやりたいというのは、こういうことをいうのだろうなと思った。

それがやっぱり一番親を幸せな気持ちにさせてあげられることなんだなと思った。


別に親を幸せにしたいと明示的に思ったことはなかったが、自分が世に生を受けて立派に大人になった証として、そうすることが自然で理にかなっているというか、そうじゃなかったら何のために父母は私を育てあげたんだろうか?という気がした。


だがまあ孫と一緒にいる父を初めて見たということもあったからその時は、それくらいだったのだが。


今回は私単体で、ただ実家に荷物をとりにいったくらいなのだが。


なんだか父がとても上機嫌で嬉しそうだった。


ちょうどリタイヤして仕事のストレスがなくなったからかもしれない。

それでのんびり、リラックスできるようになったのだったらいいな。


楽しそうで機嫌のいい父を見るのはあまりないので、嬉しかったが、とても不安になり心配になり、なんかもう長くは続かないことのような気がして、ざわざわするし、涙が出てくるのだ。


受け答えも少し大丈夫かな?と思うこともある。

耳が遠くなったのかと思ったが、そんなことはない地獄耳だと母は言う。


まだら認知症とかかもしれないと思ったりする。

父親は以前一度脳梗塞を起こしているし。


というわけで、いよいよなあ、もう私に何かあっても親には頼れない時が本当にきたなあと思う。


母親はまだまだ受け答えはしっかりしているものの、よく家事が今まで通り出来てるよな、というくらい、既に二階に洗濯物を運んで干すということはそれなりに危なっかしく見える。


というわけでね、別に積極的な意味で結婚したいなーと思ったことはそんなになかったけど、助け合って生きていく家族というのは必要だなと思った。


もちろん今どき、結婚したって安泰なことは何もないのだけど、それでもね。


たとえ経済面で助けにならないとしても、生きていくときの精神的な仲間みたいなものを作らなくてはと思った。


まあね、世の中には、出産みたいな精神的にも体力的にも、もっとも支えを必要とする時期に、奥さんがヒステリックで俺をかまってくれないせいで・・みたいな感じで浮気に興じる夫も数多くいるわけだから、夫がすべてを解決してくれるわけではないんだろーけど、それでもシングルマザーとして経済面まですべて担うよりはだいぶんマシなのかもしれないしね。


そう、そんなわけで、家族をつくろうと思ったところで、的確なメンバーを見つけることはそうたやすくはないんだろけどね


でも、、、自分もはやく身を固めなければと思った印象深い帰省であった。



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