SSブログ

アルジャーノンに花束を [読書メモ]

今更ながらだけど、やっと読んだ。

やはり一斉風靡したベストセラーには何かがあるものだ。

想像していたよりずっと深みのある、今まで読んだことのない話だった。

家族のもとへ凱旋するという部分で連想したのはミリオンダラーベイビー。

でも実はミリオンダラーベイビーには特に感銘を受けなかった私。
なんだろう、ボクシングの世界観みたいのは興味深く引き込まれるものがあったけど、主人公と家族の描かれ方やら結末には単調さを感じたんだろうな。

それに比べると、アルジャーノン~は、家族の描かれ方が単調じゃない。

すごく嫌な女みたいに思われた母親も、最終的には読者もちゃんと許せるような描かれ方がされていてフェアだしかくあるべしと思った。
主人公しかり。
主人公も別にきれいごとな存在じゃない。

男の恋愛や性欲の赤裸々な描かれ方も興味深かった。
読後感としては、久々に完璧な大作を読んだなという感じ。
一流の作品というか。
個人的には好きだけどB級みたいなのじゃなく。

高校生の時に友人らが読んでいたことを考えると、、世の中まだまだ私の知らないことがある、もっと早く読めばよかったと思った。
もっと子供っぽいファンタジーなのかとばかり思っていた。

今回読むにあたったって大分もったいぶった。
興味のない本なんてそんなもんである。

家で見つけたから読もうとして、読み始めて数ページでストップして。。
知人とこの本の話にならなかったら再度手にすることも危ぶまれていたところだ。

いくら本を読んでも吸収する器がなければ意味はないけど。
興味をもった=吸収する準備ができたってこと。

興味をもったらそれが失せないうちに行動したいもんだわ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Free xml sitemap generator