トラボルタ版の映画「ヘアスプレー」の感想 [映画メモ]
アマゾンプライムで見れたので、見たんだけど、びっくりするほど完成度が高い映画!
まるでトイストーリーくらいに!大人が見ても、子どもが見ても安心だし、面白いし、テンポがよくコミカルでポジティブで、でも中身はちゃんとある!!
すごく元気をもらえた。
ポジティブなほうです!と自信を持っていえるタイプではない、どちらかといえばネガティブ万歳です!といえるペシミスト気味の私は、元気をもらえる映画です、みたいなのってあまり信用してないし、事実、映画を見終わった後に元気をもらえたーって思うことはあんまりない気がするんだけど、この映画は別。
すごく、元気をもらった。
私は中身を全く知らずに見たので、主人公の白人ぽっちゃり女子以外の印象がないまま見始めた。
ので、最初は気づかなかったんだけど、黒人差別撤廃がメインの軸。
だけど、テーマはもっと広くて、人種差別も含めて、肥ってるとか、もう年を取ったとか、そういうことも含めた差別意識への撤廃と、自己肯定を解く話。
主人公の女の子が、すごくポジティブで勇敢で、たくましくて、気持ちがいいし、ほかの何人かの登場人物もすごくいい感じなんだよね、テレビショーのホストの白人男性、そのショーの月1回の黒人デーの時のホステスの黒人女性、主人公のパパ。
主人公のポジティブさと偏見のなさが、皆を動かして世界を変えていくっていうストーリーは、子どもの頃にテレビで見た、ポリアンナを思い出す。
ポリアンナといえば「よかった探し」だけど、悲惨な現実の中で、無理やり「よかった」を探し、それしか見ない「見て見ぬふり」をポリアンナ症候群といい、いい姿勢とも言えないのだが、この映画の主人公は、ポリアンナのように周囲を巻き込んで変えていくポジティブな力がありつつも、無理やり楽観的にいようという姿勢ではなくて、ちゃんと怒ったり悲しんだりしながら、クレバーに頭を使い、勇敢に行動し、というスゴイ子なのである。
それにそんな行動的でポジティブな彼女のエネルギーに、ハンサム君は恋をして、当たり前のように二人はハッピーエンド!いい映画!
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