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シングルで何が悪いって思ってる人へ。 [読書メモ]

正直、私は独身で何が悪いって思っている。

そしてそれはそうなんだけど、ちょっとハッとさせられるブログを読んだ。 

夢を叶える象で有名な水野敬也氏の「スパルタ婚活塾」。

ターゲットは婚活を頑張る年増気味の女性。

これは正直、婚活にノリノリで頑張っているような人よりも、「婚活ね〜・・俺には関係ないかな」みたいな私のようなタイプこそ、面白く読めるし、得るものがあるのではないかと思った。

http://ameblo.jp/mizunokeiya/entry-11369275470.html

 

先日、ホリエモンのツイッターか何かで、

「やりたいことがないって言ってる奴は、実現できないと思って逃げてるだけ。堀北真希と付き合いたいでしょ?ほら、やりたいことあるじゃん。」

と言ってて、それにもハッとさせられたけど、それと同種のことかもしれない。

水野敬也の紹介したこの46歳の女性は、読書だけを楽しみに、人付きあいを絶って生きているが、それはなぜかというと自分は醜いから男性と恋愛も結婚もできないと思い込んでいるからだ。

そして同様に思春期に醜形恐怖を患っていたが、そういう状況を克服してきた水野敬也は、「それは思い込みであって、人とのコミュニケーションがうまくいかないのは醜いせいじゃない」ということを伝えたいのだと思う。


スパルタ婚活塾

スパルタ婚活塾

  • 作者: 水野敬也
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2014/07/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


スパルタ婚活塾

スパルタ婚活塾

  • 出版社/メーカー: ミズノオフィス
  • 発売日: 2014/07/25
  • メディア: Kindle版

 

金儲け本ではあるけれど、それにしては本になったにもかかわらずいまだブログで無料で読めるし、この人は本気で、自分の悩みのなかでがんじがらめになって、外にでるきっかけを失ってしまったような人にきっかけを与えたいと思ってるのではないか。 

なぜなら、自身もきっかけがなかったら、そういう道を選んでいたかもしれず、彼女のことをまったく他人と思えずに、ファミレスでボロボロ泣いたというからである。

そういう彼の話には、彼の本気が感じられて、だからこそ伝わる気がした。

上から目線なところもまったくないしね。

まあギャグ70%って感じなので、実際の恋愛テクニック的なところを期待するのはナンセンスな感じだけどね。

ただ彼の気持ちが伝わって、心を動かされるってところが大きい気がします。

実際私は「結婚とか私には向いてないや」 「向いてないものにリソースを割くのって無駄だから向いてるものに集中しよう」という取捨選択をもうずいぶん前にしている。

そして、それにはそれで一理あると思う。

昔ほど結婚制度に組み込まれないと生きて行き辛いような時代ではないし、特にしたいと思ってるわけでもないのに、右に倣えでなんとなくの社会的な圧力に屈するよりも、オリジナリティのある人生を歩もうではないかと。 

でもその「結婚とか向いてないや」に至ったところには「私が自然にしてて捕まえられる程度の男って、所詮こんなかんじ。で、こんなかんじの男だったらいらないや。」という考えがあったと思う。

ようするに、すごく素敵な人を手に入れられる可能性というのを、ホリエモンのいうところの「自分にはどうせ無理だと思って諦めていただけ」なんだと思う。

で、私が素敵な人を手に入れられないであろうと思い込んでいる理由は、水野氏のいうところの「まさに思い込み」なんだろう。

で、このブログが実際に、自分の思い込みをすでにひとつ破壊してくれました。

私が婚活に煙たいイメージを持っていたのは、「つまらんだろう」と思っていたからです。

で、なぜ「つまらん」かというと、なんかこう、男の気に入る模範解答みたいなことを言わないといけないんでしょ!と思ってたからです。

が、水野氏によると、そんなのは、こっちがつまらないのと同様、男にとってもつまらないし、本音で楽しんじゃっていいんだよ、とのこと。 

そうなんだ!

実は私は最近、外国人との付き合いのほうが楽なのです。

なぜかというと、英語には敬語もないし、謙虚さとか空気読むとかより、オープンでフレンドリーだったらいいんでしょ、みたいなかんじに思い込んでいるので、割と自然体にいけるんですな。

ところが、日本人相手だと、「まともな人って思われないと」「変な人って思われちゃいけない」という気持ちがすごく強くて、楽しめてなかった。

これは相手が女だろうと男だろうと、若かろうと年配だろうと。

思えば、昔はかなり自由に発言するタイプだったので、人付き合いは楽しかった。

でもある時、人間関係で挫折をおぼえて、今までの自分のコミュニケーションの仕方に自信がなくなってしまった。

それからである。

何が模範解答なのか、常に念頭におきながら、おびえながら人と付き合うようになった気がする。

そしてそれからというもの、人付き合いを心の底からは楽しめなくなっていた。

だからね、ほほお、とおもいました。

この水野氏は、まだ40歳くらいだし、当代きっての人気ライターだし、婚活世代の感覚からそう乖離してないと思うんですよね。

そのあたりは、けっこう信用できそうだなーと思いました。

でもそういう人であるからこそ、そしてこの人の芸風的にも、「もうお前は熟女の域。市場価値が低いんだから、叩き売りしていけ!」とか言うのかと思いきや、やはりそこは「安売りも自虐ギャグもありえない」んだとか。

八百屋が、商品を買う気になっている客にたいして、商品について自信なさげなことを言うようなもんらしいよ。

まあそんなわけで、 人付き合いをもっと本音で、もっと楽しんでいこうと思った次第でした!


タグ:水野敬也
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