なるべくして好きになる。 [生活雑感]
好きになるべくして、好きになっているんだな。
そう久々に思った。
というのは、私が高校生の時分から大好きでたまらない漫画家 松本大洋が、
古谷実のヒミズをかっこいいと言っていたことを、ついさっき知ったからだ。
実を言うと、ヒミズも私はめちゃめちゃフェイバリットなのだ。
だが、松本大洋がヒミズを好きだなんて考えたこともなかった。
ヒミズは素晴らしい作品だけど、そこまでみんなが大好きというわけでもなく、
評価が高いわけでもなく、有名な作品というわけでもなかったと思う。
むしろエログロドロドロのトラウマになりそうな作品だ。
だからこそ天下の、そして清い作風の松本大洋がそれを好きと言っていることに喜びを感じた。
http://www.cafefranken.com/workshop/iv_07/index.html
さて、そんなことはむか~し昔、10年以上も前にもあった。
当時大好きだった、シアター・ブルックの佐藤タイジが、
当時大好きだった、ベン・ハーパーを好きだと言っているのを雑誌で見たのだった。
やはり、ベン・ハーパーは、そこまで人気というわけではなかったが、
私は大好きだったからうれしかった。
たぶん、趣味のあう友達がいっぱい周りにいるような状況だったら、
こんなことで感動したりびっくりしたりしないのかもしれないな。
ありがちじゃんってだけなのかも。
だけど、趣味のあう友達なんてまわりに全然いなくて、
いつも、「何でそれ選んだの・・・」「なんでそれがいいの・・・」みたいなことばかり
言われていると、こういうことがとてもうれしいのだ。
そして、やっぱりちゃんと、好きになるべくしてなっているのだ、と自分の感性に自信をもてるのだった。
趣味が悪いかもしれない… なんて思わず、自分を信じよう。
そう思える日だった。
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